技術基盤チームの @udzura です。
6月(予定)より、GMOペパボでは官民共働型スタートアップ支援施設Fukuoka Growth Next内でのいち事業として、「大名エンジニアカレッジ」という名前のエンジニアブートキャンププログラムを開催いたします。今回は、その大名エンジニアカレッジについて、始める背景やゴール、特徴についてご紹介します。
はじめにとても大事な告知をいたします。この「大名エンジニアカレッジ」の説明会を、福岡天神にあるGMOペパボ福岡支社7F、ペパステにて開催いたします。今月、5月16日(木)と5月21日(火)の2回開催いたしますので、都合が合う日程で是非お越しください。
ペパボのエンジニア研修の伝統
さて、ご存知の方も多いかもしれませんが、GMOペパボはエンジニア研修に力を入れている会社です。具体的には、例えば新卒向けのエンジニア研修プログラムを毎年策定、その内容をレポートしています。どのような内容かは2018年もこのテックブログにて参照できます。過去のものも遡って見ることができますので是非ご覧ください。
また第二新卒向けにも、一ヶ月強の期間みっちりとエンジニアの基礎を教えていく「ペパボカレッジ」という研修プログラムを定期的に実施しています(※実は始めたのは私です)。ペパボカレッジに関しては以下の記事などをご覧ください。
これらの研修を経たエンジニアの中から、ペパボの職位制度でいうシニアエンジニアが複数名誕生するなど、取り組みとして一定の成果を挙げています。
そしてここまで蓄積してきたペパボのエンジニア研修ノウハウを生かし、またそれを社外にも広げるため、エンジニアを目指す皆様のためのブートキャンププログラムを立ち上げることを決定しました。今回のプログラムは、ペパボも運営しているFukuoka Growth Nextでの事業という形で行います。
Rubyコミュニティからの強力な助っ人
とはいえ、私たちは自社研修以外でのブートキャンプの経験はなく、外部にコンテンツを提供するにあたりプラスアルファでのアドバイスが必要でした。そこで今回は、Rubyコミュニティでのエンジニア研修に関して多くの実績を残し、初学者向けを中心に多くの著作もお持ちの、五十嵐邦明さんにプログラムの監修・アドバイスをお願いしています。
教科書にも五十嵐さんが著書に名を連ねる「ゼロからわかる Ruby 超入門」を採用します。この本は、Rubyを通じてプログラミング全般の基礎を習得できるような作りとなっており、ブートキャンプの教科書として最適です。
そして今回のプログラムでは、何回かは五十嵐さんに福岡、大名にお越しいただき、直接生徒の皆さんに講義をしていただきます! その際に一緒に交流会も開催する予定です。
大名エンジニアカレッジのゴールと特徴
さて、大名エンジニアカレッジは、Fukuoka Growth Nextの内部プロジェクトであるEngineer Lab. Fukuokaの一企画として立ち上がったという側面もあります。Engineer Lab. Fukuokaはミッションとして「福岡にエンジニアとコミュニティを増やしていく」ことを掲げています。
今回のブートキャンプに関しては、「エンジニア志望で独学中の学生」「他の職種で働いているがWebエンジニアに転職したい方」といった初心者、初学者の方々を中心に据えたプログラムを考えています。あるいは「プログラミングは知っているがWeb業界は初めて」という方がWebの技術を知るために受講されるのも歓迎です。
そしてエンジニアを目指す皆さんが本気で成長するために様々な工夫を凝らしています。
世にブートキャンプやプログラミングスクールは数多くありますが、今回の大名エンジニアカレッジには以下のような特徴があると考えています。
現場で活躍するエンジニアが講師となること
minne、ロリポップ!マネージドクラウドなどWebサービスに関わってきた@udzura、Webサービス事業会社のCTOの経歴などもお持ちの五十嵐さん、ともにWeb開発の現場を理解しているエンジニアです。ここまでがっつりとした経験を持った講師陣は珍しいと思います。
反転学習を取り入れ、自分のペースで手を動かせること
反転学習(反転授業とも)とは、動画等を使い知識の定着は自分のペースで行えるようにし、逆にディスカッション・質疑などのプロアクティブな内容を授業で中心に実施する教育手法です。限られた時間の中最大の効率で学習するために採用しています。また、後半ではグループでのWebサービス開発なども行う予定です。
コミュニティとつながれること
@udzura、五十嵐さんともにRubyのコミュニティで積極的に活動しています。コミュニティとつながることはエンジニアの成長に不可欠ですので、ぜひ講師陣からコミュニティ活動の感覚についても学んでいただければと考えています。
これらの要素は、「エンジニアになる」ための成長に本質的に必要なことであると考えます。また、例えばWebサービス企業のエンジニアへのキャリアチェンジを考えるにあたっても大きくプラスになるでしょう。
そんなカレッジの具体的な研修内容については、鋭意策定中ですが、これまでの新卒研修やペパボカレッジの内容を踏まえたものになる予定です。もう少し詳しく知りたい方は、是非説明会へお越しください!
まとめ
ということで、繰り返しにはなりますが、「大名エンジニアカレッジ」の説明会を2回開催します。
メインで講師を務める予定の@udzuraの個人的な思いとしても、「福岡にエンジニアを増やす」というミッションに情熱を傾けてカリキュラムを策定中です!
ぜひ、未経験や独学中の皆様で、エンジニアを目指す方々、ご興味のある方々はお申し込みのほどご検討ください!