ペパボカレッジ1期生の紹介
ぬまっち
大阪出身。趣味は音楽。大学時代は軽音サークルに所属。「カラーミーショップ」のKPI管理、既存機能のリプレイスや新機能の開発を担当するエンジニア。
なかむー
熊本出身。趣味は映画、海外ドラマ鑑賞。「ムームードメイン」のサービス開発、運用、CSサポート業務を行うエンジニア。
やまちゃん
神戸出身。趣味は街歩き、音楽鑑賞。「カラーミーショップ」の新しいショッピングカートを作る「新カゴプロジェクト」で機能開発を行うエンジニア。
たかぴー
横浜出身。趣味はバドミントン。「カラーミーショップ」の「新カゴプロジェクト」で独自ドメイン常時SSLの機能開発を行うエンジニア。
かけちゃん
福岡出身。趣味はかわいい女の子を見て「かわいい」とつぶやくこと。「minne」の管理画面改善やCSからの技術課題を解決するエンジニア。
うづら
入社4年目。ペパボカレッジの番長役。福岡勤務のプリンシパルエンジニア。福岡Rubyコミュニティとの繋がりも深い。今回のペパボカレッジでは番長として、研修スケジュール管理からメンターまでを担当。
ペパボカレッジとは?
「新しいエンジニア採用のカタチ」として2016年10月に始動した「ペパボカレッジ(通称ペパカレ)」。今回はペパカレ1期生として入社した5名と、中心となって研修を進めた番長に、ペパカレについて、そして身についたものについて話してもらいました。
ペパカレ発足の経緯
うづら:今日はペパカレについて、1期生の皆さんと実際の研修内容や、ペパカレを受講してみてどうだったか、振り返りを兼ねて、インタビュー形式でお話をしたいなと思っています。そもそもペパカレっ何?っていうお話なんですが、ペパボの新卒研修は、ソーシャルなどでも「手厚い研修」と好評で、その新卒研修を中途採用の第二新卒向けに開催出来ないかというのが始まりですよね。
シェリー:そうですね。ちょうどリクルーティングチームで採用を強化していきたいなと思っていたときに、入社して、即戦力として活躍いただける第二新卒の方になかなか出会えなかったんですよね。 他社の採用情報を見ると、新卒採用を30歳までと定めているところもあったのですが、違う方法で、何かペパボらしいアプローチができないかなと思ったんです。
同時に、2015年12月に開催した「子弟登壇2015」で、新卒研修のメンター担当したおっくんの、新卒研修を振り返ってまとめた資料を公開したときに、社内外で大きな反響があって「ああいう研修を受けたい!」という話をちらほら聞きていたので、第二新卒向けに、新卒研修をできないかなと考えていたんです。CTOのあんちぽさんや、上司でもある社長のケンタロさんにも相談しつつ、新卒研修と同様3か月の研修スケジュールを第二新卒向けに組んでいたのですが、気がついたら1か月に凝縮されていて・・・。
全員:笑
シェリー:研修内容がようやく固まって、講師陣を決めよう!と動き始めたタイミングで「おや、東京側では(時期的な問題で)講師陣の手配が難しいぞ」という判断から、福岡での実施を検討し、うづらさんにお願いしました。
うづら:シェリーさんからお話しを聞いた時、新しい仲間に向けて研修をすることに興味があったので是非やらせてくださいと即決でしたが、同時に僕も色々準備や勉強をしなくてはと思ったことを覚えています。第二新卒の皆さんはそれぞれのバックグラウンドがある上で入社されているので、そこも活かしていきたい気持ちがあったんですよね。
ということで(笑)。そろそろペパカレ1期生のみなさんに、自己紹介とペパボ、ペパカレを知ったきっかけについてお話ししてもらいましょう。。
ぬまっち:ぬまっちです、27歳、社会人4年目です。前職は独立系SIerで、自社の販売管理パッケージの開発運用保守をしていました。高校生の時から「JUGEM」を使っていたのがペパボを知ったきっかけです。その後も新卒説明会などをネットで見かけていましたが、ペパカレを知ったのは、転職サイトからの案内メールでした。「第二新卒で研修付きなんてすごい!こんなのがあるんだ!」と思って、応募しました。
なかむー:なかむーです。現在31歳で、前職は社会インフラのシステム開発をしていました。「minne」や「ロリポップ!」を使ったことはあったので、サービス自体は知っていたんですが、ペパボが運営しているというのは昨年2月に東京で開催されたペパボ主催の移住イベントで知りました。そのころちょうど転職活動をしていて、移住イベントでまつもとりーさんや三宅さんとお話しした時に自分が働きたい環境がペパボにはあると思い転職活動をしました。
やまちゃん:やまちゃんです。27歳です。前職はSIerでソフトウェア開発をしていました。元々技術的な本を読んだり、勉強することが好きで、1年前くらいからRubyを勉強しはじめて、地域のコミュニティに参加したり、技術ブログを書いたりしてたんです。ペパボに入社したきっかけはYokohama.rbという地域Rubyistが集まる勉強会に参加したことでした。偶然参加していたくろさんがいて、転職を考えていると伝えたら「ペパランチョンに参加してみたら?」とお誘いいただきました。それをきっかけにペパボに転職しました。
かけちゃん:かけちゃんです。福岡県出身の24歳です。新卒で他社に入社したのですが、その後2016年の4月、「minne」のアシスタントディレクターとしてペパボに入社しました。ペパカレにチャレンジした理由は、ずばり「エンジニアになるため」です。ディレクターとして入社してサービスに関わる一方で、「ものを作りたい」という気持ちがどこかにあったんですよね。そんな中でペパカレの存在を知って、周りの人に相談した結果シェリーさんに面談してもらえることになりました。そこで覚悟を問われて(笑)「やりたいです!」と答えて参加することになりました。
たかぴー:たかぴーです。横浜出身の30歳です。前職は公共系のSIerに勤務していました。公共系をメインに、1〜3人くらいのチームで比較的小規模なWebシステムを要件定義から設計・実装、インフラ・ネットワーク構築まで行うという仕事をしておりましたが、より技術レベルを伸ばせる環境に身を置きたいと考え、Web系の会社を中心に転職活動をしました。ペパボへの転職を意識したのは、2017年入社の新卒サイトが話題になったときです。就活生だけでなく、誰でも実際に入社したあとの一日をシミュレーションできる内容だったので、自分でもやってみました。エンジニアとしてのシミュレーションを開始して最初に、主人公の「今日もガリガリコード書いていくぞ!」というセリフが出てきたのがとても印象的だったのを覚えています。前職では、技術力を向上させるのに対し否定的な意見を持つ人が多かったので、この主人公のように、自分も技術を頑張るぞ!と堂々と言えるような環境に行きたいと思い入社を意識するようになりました。とはいえ、自分にはまだ求められているスキルが足りないと思って別のWeb系企業に就職しようと思っていたとき、転職サイトでペパカレの情報を見つけて、これしかない!と思いエントリーしました。
うづら:みなさん、ペパボのアウトプットを以前から見てくださっていたんですね。入社前のペパボの印象ってどんなかんじでしたか?
やまちゃん:うーん、あんちぽさんが印象深いですね。Twitterをよく見ていたのもあるのですが、あんちぽさんのアウトプットを見ていると、既に技術者の枠を超えていて、視座が高い感じがしていました。
たかぴー:僕もTwitterでペパボのスタッフをフォローしていました。面白い人が多い会社だなという印象でしたね。
なかむー:僕は、技術のことを調べていて読んでいたブログが、ペパボの人が書いていたブログだったというのが結構あるあるになっていて、入社後も業務に関係あるなしにかかわらず、色んな技術情報を調べると、よくペパボのエンジニアが書いたブログ記事だったりしますね(笑)
うづら:あるあるですよね(笑)。このブログ、ペパボのこの人が書いてたんだ!っていう発見は僕もいまだにありますね。入社後の印象はどうですか?
やまちゃん:コードレビューしてもらうと、いろいろ指摘をもらってかなり勉強になります。自分のコードはまだまだだなと改めて感じます。
かけちゃん:技術力が高いというのはもちろんですが、質問に対して真摯に応えてくれる人が多くて、聞きやすい雰囲気だなって感じます。
たかぴー:研修中に、講師になっていただいた先輩エンジニアとランチに行き、技術の話からプライベートな話までざっくばらんにお話しすることができました。みなさん優しい方ばかりで肩の力を抜いて話することができました。
研修を実際に受けてみて
うづら:研修を振り返ってみて、この瞬間は辛かったな、と思うことはありましたか?
かけちゃん:インフラ研修は大変でした。これまではインフラやOSを意識することがなかったので、わからない単語ばかりで、ついていくのが精いっぱいでした。
うづら:ペパカレは、Webからインフラまで幅広く研修するので、普段の専門領域とは違う知識が必要になる部分もあって、大変だったかもしれませんね。
たかぴー:僕は、フロントエンド研修が大変でした。元々JavaScriptに苦手意識があったので、ES2016、Reactを学習するのが辛かった記憶があります。なんとか克服しようと思い、帰宅してからの復習は欠かさず行っていました。
なかむー:僕も、フロントエンドについて学ぶのはほとんど初めてでしたが、ホワイトボードに書き出された全体構成図の説明を聞いた後、実際に手を動かすという講義で、思った以上にすんなりとフロントエンドについて理解することが出来ました。座学と実践の両方をカバーするスタイルの講義が受けられるというのは、ペパカレの一番の良さだと思いました。
たかぴー:僕は今でも、そのときに教わった構成図と照らし合わせながら実際に学習しています。
うづら:番長役の僕も、毎回勉強の連続でした。講師はもっと深いところまで理解しなければという思いで、講義の前日に勉強したこともあったので、ペパカレ生の苦労と同様に、これは僕の辛いところでもありました(笑)
圧倒的成長
うづら:ペパカレを通じて成長を感じた部分ってありましたか?
なかむー:フロントからインフラまで、基礎から応用まで一気に集中して研修を受けたことで、自分のわからないことを溜めないように帰って復習して、次の日の講義に備える習慣をつけることができたと思います。ペパカレ中はずっとこのサイクルで過ごしていたので、チームに配属された今でも、自主的に勉強を続けるという習慣ができたという点は、自分の中で成長だと感じています。
ぬまっち:バックエンドからフロントエンド、インフラまで幅広く勉強して、毎日新しい知識を得られたことですね。これから業務で得ていくことも多いと思うけれど、基礎としてのインデックスが貼れたこともよかったなと思います。
かけちゃん:研修中は全力で駆け抜けていったので、あまり実感できていなかったのですが、最後に自分の経験をまとめるポートフォリオを書いた時に、研修前にはできなかったところができるようになっている、と実感できたことで自信がつきました。最初は不安で仕方なかったけど、結果を見たら「自分、やれてるじゃん!」みたいな。圧倒的成長を感じました。
同期の仲の良さ
うづら:先日なかむーが登壇したイベントにもみんな見学に来てくれていましたが、ペパカレ同期は仲が良いんですね。
かけちゃん:最初に単なる自己紹介だけじゃなくて、ポートフォリオを作ったのが良かったなと思いました。周りのメンバーは何ができるのかが分かったし、弱みもさらけ出したことで、運命共同体みたいな一体感がありました。目には見えないけど、俺たちは仲間なんだ、みたいな絆が生まれたと思います。
なかむー:ポートフォリオはよかったですよね。それに1か月それぞれが本気で頑張っていたことと、目標に向かって協力したことで仲が深まりましたね。
うづら:研修の集大成として最後に、5人1チームで、一つのWebサービスを作ってもらうという、サービス研修というものをやりましたよね。サービス研修はどうでしたか?
やまちゃん:いやー、難しかったですね・・・・。
たかぴー:難しかったですねぇ・・・・(笑)見積もり通りにいかなかったり、チームでコミュニケーションをとって開発することの難しさを実感しました。
なかむー:ちゃんとお互いレビューして進めていけたのは良かったですね。配属後の業務でもプルリク出してレビューして、修正してマージして、という一連の流れがあったので、それを見据えてうづらさんがいろいろ手配してくださったんだろうなと思えて、ありがたかったです。
うづら:そう言ってもらえると嬉しいです。想像以上にみなさんの吸収力が高くて、講師の立場ではありましたが僕も色んなことを学べました。
ペパカレとして入社して良かったこと、2期生へのメッセージ
うづら:最後にペパカレとして入社して良かったことと、2期生へのメッセージがあればぜひ!
たかぴー:ペパカレとして入社したことによって、これまで経験したことの無いエンジニアとしての心構えを学ぶことができたのは本当に良かったと思っています。 それに、前職ではウォータフォール型で開発をしており、スクラム開発については書籍やブログなどで見ただけで、やったことが無かったので、実際にスクラム開発の一連の流れを経験できたのは、配属後のサービス開発でも役立っています。
2期生に伝えたいのは、まず技術が好きで、学び続けたいという気持ちは大切だということです。この点において、ペパボはシビアな会社だともいえるので、その覚悟があるかどうかは大事だと思っています。意欲と覚悟があれば、ペパボにはわからないことを教えてくれて、困ったときには助けてくれる先輩がたくさんいるので、心配はいらないと思います。
かけちゃん:基礎から応用まで網羅的に学習できたことがよかったです。ブランチを切ってマージすることもできなかった自分が、今では普通に使っています。業務をするうえで最低限必要なことを当たり前のようにできるようになったことは幸せだなと思っています。僕のように、もともとの職種が違う人でも覚悟と意志とやる気があれば門を叩けるのが、ペパカレのいいところだと思いますので是非チャレンジしてほしいです!
やまちゃん:最前線で活躍しているエンジニアが講師をしてくれるというのがペパカレのすごいところだと思います。間近で一挙手一投足を見ることができて、感銘を受けました。こういう機会は少ないと思うので、悩んでいる人にはぜひペパカレをおすすめしたいですね。
2期生へのアドバイスとしては、普段から積極的に自分から情報収集したりコードを書いたりすることを意識しつつ、ペパカレに挑戦すると良いかと思います。
なかむー:思い返すたびに、本当に手厚い研修だったなと思うんです。番長役のうづらさんが一から資料を準備してくれたり、僕たちのために自分も勉強して教えてくれたり、ペパボがエンジニアに対して働きやすい環境を提供しているというのが実感できる研修でした。いるだけで成長できる環境を凝縮しているのがペパカレだなと思いました。
ペパカレ2期生に伝えたいのは、自分が行けるときに行かないと、もう次のチャンスはないかもしれない。それくらいの覚悟で、ぜひ参加してほしいです。応募するのはタダだし失うものはないので、ぜひ応募して欲しいなと思います。
ぬまっち:アドベントカレンダーにも書いたのですが、エンジニアの人といろいろ話せたのがよかったです。ペパボのエンジニアは話す人みんな技術が大好きな人ばかりで、こんな環境に身を置くのは初めてだったので新鮮でわくわくしました。研修中は必死で必死で、自分の実力がなくて悔しいと思うこともよくありましたが、最終日にまつもとりーさんと話した時に、「悔しいと思ったことは、自分の中でうやむやにもできるけれど、成長するきっかけだからうやむやにしない方がいい」と言われ、悔しいことでもあきらめずに立ち向かっていく勇気をもらえました。研修が終わった今でも悔しいと思うことはよくありますが、乗り越えていきたいと思っています。技術力だけでなく、技術者としてどうしていくかを考えられるようになったのはよかったなと思います。
自分の経験から、今SIerで働いていてWeb業界に転職したいと考えている人たちに対して言うと、SIerとWeb系の仕事の仕方は全然違うなと感じます。なので、これまでの仕事でやってきたことを職務経歴書に書くより、GitHubに自分で開発したコードをアップしたり、技術ブログを書いたりするアウトプットをどんどんやってアピールすると良いと思います。
うづら:ペパカレ番長役としてペパカレ1期のカリキュラム作りや、メンターをやらせてもらいましたが、本当に受講生の皆様にも恵まれたなと感じています。 引き続き2期、3期と開催を検討しておりますが、今後、もしかすると募集条件のハードルがあがるかもしれません。ただ、きらりと光るものをお持ちであれば実務経験は問わないので、ぜひ応募してもらえればと思います。
ありがとうございました!
そしてペパカレは2nd Seasonへ…!
このインタビュー後に、ペパカレ2期と3期の開校が決定しました!!続いて4期も実施予定です。興味がある方はぜひペパボの採用ページをチェックしておいてください。