デザイン pepabo

だおん制作秘話〜だおんはこうして生まれた!〜

デザイン pepabo

こんにちは!ロリポップ!レンタルサーバーのデザイナー@ryo_f_0828です。 今回は、私達きゃわわ研究所がペパボの開発イベントお産合宿で作っただおんの制作秘話について、対談形式でお伝えしたいと思います。

今回の登場人物

今回の登場人物

  • あちゃ(左)
  • ふっくー(中央)
  • きょくちょー(右)
  • だおん

だおんとは?

つぶらな瞳でこちらを見るだおん

あちゃ: こんにちは!この記事では私がインタビュアーとなって、だおんの制作秘話を紐解いていきます!どうか最後までお付き合いいただけたら幸いです。 それではまずだおんのことを教えてください!だおんってなんなんですか?

きょくちょー: だおんはあなたの相棒です。

あちゃ: !?

きょくちょー: だおんはスピーカー型音声アシスタントぬいぐるみです。 だおんに搭載された人工知能(Alexa)により、だおんと人との間で会話することが可能です。生活空間への設置を想定しており、 例えばスマートフォンをポケットから出す手間もなく、だおんに話しかけるだけでその日の気温や天気をだおんが教えてくれます。それだけではありません。スマート家電と連携させれば、部屋の照明やエアコンのON・OFFだってだおんがやってくれます。便利なやつなんですよだおんは。え? Google Home や Amazon Echo とどう違うかって?だおんは圧倒的に可愛いんです!!

だおん: そうだおん!

ふっくー: だおんしゃべった!この記事ではだおんもしゃべるんですね(笑)

だおんを作ろうと思ったきっかけ

あちゃ: うんうん。そんなだおんですが、そもそもなぜ作ろうと思ったんですか?

だおん: 👀

きょくちょー: もともとよく僕達三人でかわいいものを愛でるランチに行ってたんですよ。

あちゃ: あ!行ってたねぇ(笑)

きょくちょー: 最初はただかわいいものを見つけたら共有し合ったり、かわいいものの話題で盛り上がったりしていただけのランチだったんです。それがいつしか「こんなキャラクターがいたらかわいいよね〜」とか「このキャラクターは雲の上で風船を使って移動したりしてそう〜」とか妄想が絶えなくなってしまって(笑)。 気がついたら僕達もかわいいものを作りたいと思うようになったんです。

あちゃ: そうだったそうだった😊

きょくちょー: それと、ちょうど会社の開発合宿(お産合宿)が近々開催されるとのことだったので、せっかくエンジニア・デザイナー・ぬいぐるみ作りのスキルを持っている人が揃っているのだから何か作りたいと思ったんです。

きょくちょー: あと、ランチの会話の中からふっくーがキャラクターデザイナーをしていたことが分かったのも大きかったですね!この人がいればもしかしたらすごいキャラクターを生み出せるのかもしれないと感じたんです!

あちゃ: あ〜!そうだった!ふっくーはパフィンくんっていうキャラクターも作ってたんだよね!

ふっくー: そうです〜!パフィン以外にも色んなキャラクターを描いて友人とアートマーケットにも出たりしました。(パフィンのホームページ

ふっくーが描いたキャラクター達

どうやってだおんができたの?

あちゃ: なるほどなるほど。そうやって始まっただおんの制作ですが、まず何をしていったんですか?

ふっくー: あちゃさん、きょくちょーさんにヒアリングをしました。想像しているだおんイメージを教えてもらい、2人の頭の中にいるだおんを深掘りしました。すると 『丸いフォルム』 『大きい耳』 『どこか抜けていて憎めない』 『ドジ』 『語尾がだおん』 といったイメージが出てきました。これらをキーワードにしてキャラクターデザインしていきました。もう少しイメージを膨らませるために、マインドマップのように書きだしてみたりもしました。

だおんマインドマップ

あちゃ: おお〜!こんなことしてたの!?\(^o^)/すごい!!

ふっくー: とりあえず言葉から想像できる形を描いていきました。ですが、なかなか「これだ!」と思えるキャラクターができなくて辛かったです。 とにかく色んなパーツを組み合わせてみてかわいさを探りました。この目と口を組み合わせるとかわいい!とかかわいくない!とか。

あちゃ: なるほど~!キャラクターを生み出す苦悩が垣間見えますね〜!そうやってだんだんと形になってきただおんですが、最初のだおんプロトタイプはどんな姿だったんですか?

ふっくー: この子達です。

描いただおん達

だおん: 今と全然ちがうおん!

ふっくー: この時は『大きい耳』と『丸いフォルム』というヒアリングを元にうさぎをモチーフにして描いていました。ある程度できたので一旦2人にレビューしてもらうと、ガチなレビューがきましてだおんへの愛がすごい!と思ったのと、もっとよくしよう!という思いでブラッシュアップしていきました。

GitHub上でやりとりしている様子

きょくちょー: 確かにこの時めちゃくちゃテンションあがりました!

あちゃ: そうだね、あと私はこのあとぬいぐるみにすることが決まっていたので、目の形や素材感も意識しながらレビューしましたね。

きょくちょー: 最後はみんなで集まって、実際に書きながらつくったね!

ふっくー: そうですね。最後自分が描きあげただおんを見てきょくちょーさんが「これはもう、だおんなのでは…?」と言った瞬間「生まれた…!」と思いました。ね、だおん

だおん: だおん!

みんなで話し合いながら出来上がっただおん

ぶっちゃけ、だおんを作ってよかったですか?

あちゃ: きょくちょーはだおんを作ってどうでしたか?

きょくちょー: 実は僕、子供の頃からキャラクターを作りたいと思ってまして、その夢が叶ったのが嬉しかったです!それとみんなのかわいいが実際に形になってだおんが誕生した瞬間も嬉しかった!ゼロから何かを生み出すことって本当に楽しいと改めて思うことができました。 だおんの制作に関しては、好きなことに全開でアクセルを踏めている気がして、その疾走感も心地よかったです。そしてそれは僕だけではありませんでした。みんなが好きなことに熱中して没頭してお互いがまたその熱に触発されてまた熱中して…といったように、全員が周りに対して良い影響を与えながらものづくりができた体験でした。 ふりかえってみると、チームビルディングという言葉を意識せずとも、自ずとやっていきとのっていきが循環する良い現場だったと思います。このような状態がチームで活発化すると、自然と良いものが作れるんだろうなぁと実感することができました。これからも僕は仕事やプライベートでも、ものづくりの現場に身を投じようと考えているので、今回の貴重な経験を通して学んだことを存分に活かしていきたいです!

あちゃ: ふっくーは大変だったんじゃないですか?

ふっくー: 初めて人に頼まれてキャラクターデザインをしたので、すごく勉強にもなりましたし楽しかったですね。何よりだおんファンが増えたことがすごく嬉しかったです。同僚のにょもこさんのお子さんがだおんのことをとても気に入ってくれて、だおんの漫画を描いて送ってきてくれたんです!これにはすごく感動してニヤニヤが止まらなかったです!自分がデザインしたものを見て喜んでもらえるってすごく幸せだなと思いましたし、これからもやっていきたいと思いました。

漫画『足が生えただおん』

ふっくー: あちゃさんはどうでしたか?

あちゃ: 普段チーム開発をする機会が少ないので、エンジニアさんデザイナーさんとこうやってモノづくりをする経験ができてよかったです!あとは手前味噌ですが、きゃわわ研究所のメンバーが最高だし、だおんのことが好きなので、今も自然と「もっとだおんのファンを増やそう」「もっとだおんをよくしよう」と動けているなと思っています。

だおんをどうしていきたいか

あちゃ: 今後だおんをどうしていきたいですか?

きょくちょー: おしゃべり機能だけではなく、サーボモータを使ってだおんをぴょんぴょん動かしたいです!デジタルネイチャーを目指しているので、だおんをもっと生きているように魅せていきたいですね!

ふっくー: だおんを作ってみて子供にも好かれることがわかったので、だおんの絵本を作って子供のファンを増やしていきたいです!

あちゃ: もっとたくさんの人にだおんを抱っこしてもらいたいですね。せっかくかわいいキャラクターができたので、みんなに自慢したいです!あとだおんモチモチで気持ちいいので、ぜひ抱っこしてほしいです。だおんはこれからどうなりたいの?

だおん: もっとおにぎりたべたいおん!

さいごに

いかがでしたか?ぜひ今後もきゃわわ研究所の活動にご期待ください!