ペパボカレッジ CRE

ペパボカレッジからCREチームに所属して取り組んだ事

ペパボカレッジ CRE

こんにちは。EC事業部エンジニアの@symmondsです。

最近、マージャンをはじめました。役がさっぱり覚えられませんが、気づかないうちにいい役がそろっていることが多いです。

2021年10月にペパボカレッジの枠で入社し、2022年1月からEC事業部のCREチームに所属し業務に取り組んでいます。本記事はCREチームに所属して取り組んだことをメインに紹介しつつ、ペパボカレッジで学んだことをどう業務に活用しているのかについても触れていきたいと思います。

ペパボカレッジとは

まず初めにペパボカレッジの紹介です。ペパボカレッジとは通常の中途採用とは違い、研修期間が設けられた採用のことです。Webアプリケーションの開発に必要な技術やチーム開発の知識を中心に研修を受講し、その後、採用された事業部のチームへ配属されます。

研修ではさまざまな講座が準備されており、社内の先輩と相談しながら受講する講座を選択しました。

私が受講した講座は以下のものです。

  • Linuxコマンド
  • Nginx
  • オブジェクト指向プログラミング
  • テスト技法
  • チーム開発

他にも多くの講座があったのですが、とくに基礎的な知識に不安を感じている内容の講座を選択しました。

ペパボカレッジについて、CTOのあんちぽさんが詳しく話してくれている記事があるので、こちらもぜひ読んでみてください。

CREとは

CREとは、Customer Reliability Engineering(顧客信頼性エンジニアリング)の略称で、Googleによって2016年に提唱された専門職のことです。

この職種の定義などの詳細はGoogleの記事を読んでみてください。

EC事業部のCRE

EC事業部のCREチームは、お客様からくる要望や問い合わせから課題を見つけて改善を行うことで、プロダクトをより良くすることを目的としたチームです。

そのために、チームとして主に行っていることを紹介します。

お客様の問い合わせから技術的な調査を行い解決に導く

問い合わせの一次対応はカスタマーサービスが行い、不具合だと判断されたものや技術的な調査が必要なものがCREチームにエスカレーションされます。CREチームは修正や調査を行い、結果をカスタマーサービスに伝え、カスタマーサービスからお客様に返信をしていただいています。

カスタマーサービスとCREチームの生産性向上

カスタマーサービスだけで問い合わせを解決できるように社内の管理システムの改善であったり、問い合わせの対応手順が決まっているものについては作業を減らせられるように自動化をすることでカスタマーサービスと、CREチームの生産性向上に取り組んでいます。

これ以外にも、セキュリティに関する対応であったり、チームの改善を行うために定期的に振り返り会を行うということをしています。

CREチームに入ってから行ったこと

私がチームに入ってから主に行ったことを紹介します。

ドキュメントの整備

チームに所属して初めに行ったことは開発環境の構築でした。既に開発環境の手順がドキュメントとして残されていたのですが、読んでも詰まった箇所があったのでドキュメントの修正をしました。また、「これがあれば便利だな」と思ったものをドキュメントとして残すということをしました。

ドキュメントを残すことによって頭の整理にもなりましたし、新たに開発環境を作る人が自分と同じように詰まる可能性もあるので、オンボーディングの改善に繋がったと思います。

問い合わせ対応

カラーミーショップの管理画面からショップページ、公開APIに関することなど幅広い問い合わせに対応しました。調査からバグ修正、要望による機能の追加などを行いました。

最初はドメイン知識がほとんどない状態だったので、問い合わせていただいた内容の単語や機能について調べるところからでした。カラーミーショップは機能が豊富なので、今でも把握できていないことは多いです。

コードを読む、実際に機能を使ってみる、SQLを書いてデータをとる、外部サービスの仕様を把握するなどさまざまな観点から調査を行い、問い合わせの対応に必要なデータを集めるようにしています。

改善タスク

問い合わせから、課題を特定してそれに対する改善を行いました。

私が対応した改善タスクの1つは、ショップの購入者さんが既にショッピングカートに入っている商品と同じ商品を「カートに入れる」ボタンから追加した場合、個数が増えていることに気付かずに誤った個数で注文されることがあり困っているという問い合わせから発生したものでした。

この状況を改善するため、私は同じ商品がショッピングカート入った場合に「すでにカートに入っている商品が追加されました」というメッセージを出すようにしました。これにより、同じ商品がショッピングカートに入った場合に購入者さんが気付きやすくなり、誤購入を減らすことができたと考えています。

これ以外にも改善できるものはたくさんあるので、どんどん着手していきたいと考えています。

GTBのサブ講師を担当

GTBとはGMO Technology Bootcampの略称のことで、GMOインターネットグループ全体で行っている新卒研修のことです。そこに「Webアプリフレームワーク入門」のサブ講師として参加しました。私がサブ講師として行ったこととしては、講義の資料作成や研修中の新卒のサポートです。

GTBについては、昨年の記事で詳しく書かれているので、興味がある方は読んでみてください。

サブ講師をやった学びとしては、初めての研修資料作成を通したわかりやすい資料の作り方です。例えば、研修で使用するものなので読み手が資料を読んで作業手順を再現できるのか、新卒の習熟度に関わらず全員が理解できる資料になっているのかをとくに気にする必要がありました。しかし、自分だけではその点に気をつけて資料を作成できているか不安だったので、メイン講師・サブ講師の方にもレビューをしてもらい資料を完成させることができました。

ペパボカレッジで学んだことを実務で活用する

ペパボカレッジで学んだ講座の中で、とくに実務に役立ったものを紹介します。

Linuxコマンド

実務だけに限った話ではないですが、Linuxコマンドを使ってディレクトリ移動、ファイルの読み書きなどを行うことが多いです。そこで便利なコマンドを知っておくことで、調査・作業を効率的に行えるようになったことを実感しています。

例えばファイル・ディレクトリの権限(パーミッション)の確認方法を知っておくことで、「あれ?なんでこのファイルに書き込みできない?」みたいなことはすぐに解決できるようになりました。

また、lsコマンドにオプションをつけてあげるとファイルの権限まで確認できるので普段からオプションをつけてコマンドを打つようにしています。

$ ls -l
-rw-r--r-- 1 symmonds hoge 4096 6 9 18:28 Dockerfile

まだまだ活用できていない、知らないコマンドがあるので適宜調べながら使えるようにしていきたいです。

テスト技法

テストは前職でも書いた経験はあったものの、手探りで書いていたこともあって知識の不足を感じていました。 研修ではソフトウエアテストの概念から、統合テストやシステムテストなどのテストレベル、テストケースを作成、選択するための設計手法まで学ぶことができました。

とくに、設計手法がテストを読み書きする際に参考になっていると思います。

例えば、同値クラステストというテストがあります。それは、仕様から出力が同等になると想定される入力値のグループ⁠に分類した後に各グループから代表値を選ぶ技法のことです。研修の受講前だと、テスト対象の値を選択する際にとくに意味を考えずに決めていましたが、同値クラステストを理解することで適切な値を選ぶことができるようになりました。

また設計手法を知ることで、テストコードを読むときもどの設計手法が用いられているのかを理解できるようになりました。

そのおかげで、例えば、同値クラステストは存在しているけども境界値分析のテストがないことに気づくことができたり、同値クラステストでの足りていない同値クラスに気づくことができるようにもなりました。

まとめ

私が受講したペパボカレッジの研修カリキュラムと、実務に入って行ったこと、研修で学んだことが実務でどう活用できているのかについての紹介でした。

最初は自分一人で解決できるものが少なかったのですが、今では仕事に慣れてきてできることの幅は増えてきたことを実感しています。また、ペパボカレッジで学んだことがきっかけで、今まで知らなかった分野にも興味が広がりましたし、新しい分野を学ぶきっかけにもなりました。

ペパボには学びの機会が多くあり、技術書の読書会や、バックエンドやフロントエンドなど特定の技術分野についての共有会が定期的に開かれています。また、自分が入社してすぐにも関わらず、GTBのサブ講師を務めることができたように社内にとどまらず外部へチャレンジできる機会も多くあるので、そういった機会を活用できるようにしていきたいです。

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