執行役員 VP of Engineering 兼技術部長の @hsbt です。最近は Horizon Zero Dawn の新作を待ちながらアサシンクリードシリーズの過去の作品を片っ端からプレイしています。
今回は久しぶりに「今日話したこと」シリーズをお届けします。2022 年も始まり、エンジニア全員へ挑戦を促す檄文として書いた内容になります。
みなさんは、普段暮らすだけでは手が届かないようなチャンス、例えば技術書の執筆、大きいカンファレンスへの登壇の機会、論文の投稿、最先端プロジェクトへのジョイン、機械学習を使ったサービスの開発などに関わるにはどうすればいいか考えたことはありますか?
結論としては以下の二つです。
- 自分が興味があるチャンスに対して毎日何かしら研鑽を行う
- 目の前にチャンスが出てきた時に間髪入れずに参加の意思を示して手を上げる
「自分にはまだ実力がないから…」ということを言っている場合ではありません。似たような話はいくらでもありますが、ホームランを打てるようになったらバッターボックスに立とうという考えではいつまで経ってもホームランは打てるようになりません、バッターボックスに立ち続けるからホームランを打てるようになるのです。
ただ何も準備もせずにバッターボックスにボーッと立っているだけでは、ホームランを打てるはずがありません。そのためには毎日素振りなり練習が必要です。目標に向けて毎日練習をする、チャンスが来たらバッターボックスに立つ、三振だったらまた練習をする、これを繰り返すことでホームランを打てるようになります。
2022年のエンジニアリング方針でも触れましたが、今年はより積極的に大きい仕事の機会を振っていきます。カンファレンスでの発表・書籍執筆のような対外的なアウトプットだけではなく、普段のサービス開発においても技術基盤チームや SEL/EL などから、より社内全体へ影響力が大きく、積分した時の価値が高いソフトウェア開発のチャンスを提供していきます。みなさんがエンジニアとしてより成長をしていくために
- 普段から興味がある技術要素を調べて、学習し、手を動かしておく
- チャンスが来たら間髪入れず手を上げて作り上げる
ということへの挑戦を期待します。そして結果としての技術による差別化を実現していきましょう。
まとめ
この話は @t_wada さんの TDD 研修が終わった後に社内へ以下のスライドのページだけを共有していましたが改めて自分の言葉で書いてみたものになります。
私自身も、ソフトウェアのことに限らず、組織のことなど、何かあった時に自分にはちょっと荷が重いな…と考え躊躇してしまうことがないように日々研鑽を重ねていきたいと思います。