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デザイナーの「影響を広げる力」を高める取り組み。LT大会開催について

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こんにちは。EC事業部 シニアデザイナー しょこ です。最近、第一種銃猟免許を取得し、週末猟師になり、鹿角でアクセサリーを作ったりしています。

私は主にカラーミーショップにて、ショップオーナーさんの体験を高めるデザインを行なっています。また、デザイナーたちが働きやすく・成長できる仕組み作りについても取り組んでいます。

今回は、全職種共通の等級要件(「形にする力」「先を見通す力」「影響を広げる力」)のうち、特に「影響を広げる力」についての取り組みの一つをご紹介します。

「影響を広げる力」は、自分の業務に集中するだけでは身につかない

ペパボが考える「影響を広げる力」とは、「自らの業務を責任持って行うだけではなく、自らの強みがある領域において、リーダーシップを発揮して周りを巻き込み、全員で成長していくための力。また、周りのやっていきにのっていける力。」とされています。

この力というのは、自らの業務に集中するだけでは身につかず、社内外に対する積極的なアウトプットが必要です。しかし、そもそものアウトプットが少ないので、登壇について外部からお声がかかりづらく、その機会の少ないために発信出来ない、という課題がありました。自らアウトプットを行うことは、他者からのフィードバックが得られ、成長でき、またアウトプットをしようという動機付けになり、良い循環を生みます。しかし、弊社のデザイナーのこの状況のままでは、アウトプットに対する自信が付かず、よりアウトプットしづらい状況を生む悪循環になります。

「社外=大規模な勉強会」というイメージを払拭する

上記の課題に対し、社内では定期的に勉強会が開催されているものの、社外との勉強会はなかなか開催されないままでした。理由としては「社外=大規模な勉強会」というイメージが先行し、その開催の調整にコストがかかる、という課題があるのではと考えました。

そのため、まずは以前から仲良くさせていただいているDMMさんのデザイナーさんにヒアリングしたところ、上記で述べたような、弊社と同様の課題が浮かび上がりました。そこで、カジュアルなLT大会を定期的に開催していくことについて提案させていただきました。この「カジュアルな登壇機会創出」の目的としては、以下が挙げられます。

  • アウトプット量を増やす
  • アウトプットへの心理的障壁を下げる
  • ディスカッションを通し、フィードバックを得て成長する

上記の目的について達成できるような勉強会の設計を行ってきました。特に3つ目の「ディスカッションを通し、他者からのフィードバックを得て成長する」を大事にしたかったため、LT時間は短く、ディスカッションタイムを厚めに取るという工夫をしています。

「続ける」工夫と、規模の拡大

毎回の開催の様子は以下の記事でご覧いただけます。

リモートだからこそ気軽にシェアできる!DMM.comさんと合同開催したデザイナーのリモートLT大会の第1弾&第2弾の模様をお届け!

こういった勉強会を行うとき、単発で行うことは簡単ですが、続けていくことは工夫が必要です。このLT大会では毎回、参加者アンケートを募り、運営側で集計し、振り返りタイムを実施し、改善点を出しながら、次回テーマと日程を決めることを意識しました。

運営スタッフもそれぞれ多忙な業務を行いながらでしたが、結果、2021年内に4回が実施され、さらに直近では、サイバーエージェントさん、SmartHRさん、Chatworkさん、GMOメディアさんにもご参加いただき、少しずつ規模を広げています。

登壇したデザイナーたちからも、以下のような感想をもらっています。

  • あまりアウトプットに対する自信がないので初めは不安が大きかったが、実際に参加してみると、ディスカッション形式で質問や意見をいただくことができ、改めて発表した内容について考え直すきっかけになった。
  • 入社したばかり、加えてLTの経験が全くない不安状態で参加することになったが、登壇するにあたり、発表するデザイン(設計)について考え実行することができた。また、アウトプットをする、という行為に対しての心理的ハードルが下がり、社内での働きかけに対して前のめりにやっていけるようになった。
  • 育休から復帰したばかりで、夜開催の勉強会だと育児で参加が難しいこともあるが、朝開催ということで参加できた。久しぶりの登壇で緊張したが、事前の打ち合わせなどのおかげで楽しくLTできた。

「アシスタントプログラムマネージャー」という存在

ここまで私ひとりで行ってきたような口ぶりで語ってしまいましたが、この動きを続けてこれたのは、弊社には「アシスタントプログラムマネージャー」と言う肩書きのパートナー( @mewmo )がおり、一緒に動いてくれることが支えになりました。

アシスタントプログラムマネージャーとは:デザイン業務を円滑に進めることへの明確な責任を負う役割。社内のデザイナーが気持ちよく力を発揮できる環境をデザインする。参照:デザイン組織の作り方

デザイナーが1人で企画から当日の進行まで行うのはハードルが高いため、上記のような動きを一緒にしてくれるパートナーがいると心強いですね。

「影響を広げる力」を、引き続き支援していきます

「影響を広げる力」は、自分の業務に集中するだけでは身につかない、と言う意識のもと、「社外=大規模な勉強会」というイメージを払拭しつつ、長く続けられる仕組みを作ることを行ってきました。 今後もさらに、ペパボのデザイナーたちの「影響を広げる力」を高める取り組みが出来るよう、支援して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。