EC事業部のエンジニアのあずきです。
EC事業部のブログリレーのバトンを頂いたので書きます!
ブログリレーでは普段の業務でやっていることや、プライベートでやっている技術的なこと、仕事をうまく進めるための工夫などをこのテックブログにて公開していこうという試みです。
お題は特に設けず、内容については各メンバーにて決めていくものとなっております。
2日目ですが、私のチームで行なっている PHPの移行ガイドを読む会
について書きます。
チームの課題
私が所属するチームは、カラーミーショップの顧客体験向上のためのチームで昨年の11月新たに発足しました。
カラーミーショップのサーバサイドはRubyとPHPのコードが多く、今回チームで行なっていく開発はPHPがメインでした。
ですが、以下の様な課題が発足時から見えている状態でした。
- PHPを得意とするメンバーが少ない(私もRubyが得意でPHPは不得意)
- 開発する環境がPHP7系なのに対し、PHP5系までしか触ったことが無い人が多い
また、カラーミーショップは長くサービスを提供しているため、PHPのバージョンアップ作業を何度も繰り返しています。
その都度修正をしていますが、それでも古い書き方をしたコードや E_STRICT
の警告が出ているコードが残ってしまっています。
PHPの移行ガイドを読む会
上記課題に対し、チームメンバーの「バージョンにあったコードを書いていきたい」、「既存のコードも改善したい」といった意識が共通しており、技術習得の取り組みとして、毎日お昼休み後の10分〜15分程の短い時間で、PHPの移行ガイド をオンラインで画面共有をしながら読む会を行なっています。
理解しにくい機能も「これはRubyで同じ機能あって、こんな使い方していました」といった具体的な使い方の話などが出てくる為、複数人で読む意味も感じています。
5系の古いバージョンから順番に読んできており、時にはその場で短いコードを書き、確認しつつ進めている為、時間は掛かるのですが、3ヶ月でやっとPHP7系の移行ガイドまで進んできた状況です。
バージョンが進むにつれて知らない事や待望の機能が多くなってくるので、すぐ使えそうな事が出てきた時は結構な盛り上がりで、賑やかにやっています。
例えばPHP5.4で導入された trait など5系からある機能でもチームメンバーがあまり使っていない便利な機能が発見できたり、PHP7.0から導入された 型宣言 は「今後、新規コードの追加時は必ず使っていきましょう!」とチーム内で合意ができました。
学んだ事が今日から使えるのは楽しいですし、現在の環境で自信を持ってコードを書いたりレビューができるといった成果が実感できています。
今後について
PHPの移行ガイドを読んでいく事で課題となっていた点は改善しつつあります。
読んでいる内容が移行ガイドなので、読み進めていく事で今後PHPのバージョンアップをする際に役に立つと考えています。
言語のバージョンはセキュリティなどの事情でバージョンアップしなくてはならない時がくるのですが、
新機能やパフォーマンスアップの為に高いモチベーションでバージョンアップに取り組めたら最高ですよね!