インターンシップ インフラ

インターンシップの内容を紹介します!(サポーターの立場から)

インターンシップ インフラ

こんにちは、技術部プラットフォームグループのしばっちです。

GMOペパボでは年に2回、インターンシップを開催しています。2019年夏も 2019年 9/3(火)〜9/12(木) までの8日間行いました。 私は今回、人生ではじめてサポーター(インターン生の隣でサポートする人)として携わったので、 インターンってどのようなことをするの? ということを サポーターの立場から紹介します。

※なお、インターンはいつも「どうすればより良くなるかな?」と試行錯誤しながら実施しているので、今回の内容がそのまま次回に当てはまらないかもしれません!ご了承くださいね。

とにかく最初は課題設定から

インターン生から見たサポーターは「インターン期間中に隣でサポートする人」ですが、その 前段階の重要なお仕事として課題設定があります。 課題設定の裁量はサポーターやその所属するチームに委ねられています。わたしたちでもチーム内で相談し設定しました。設定する際は以下の3つの軸で考えました。

1. 現在システムが抱えている課題を解決するものであること

ペパボのインターンは リリースまでできる ことを特徴にしていて、私自身も「実際サービスで使われる部分に触れていただかないとインターンの意味がない」と考えています。課題設定ではまず担当しているサービスやシステムが抱えている課題をリストアップします。

2. インターン生がなりたい/やりたいことをできる限り汲み取ること

課題はインターン生がペパボに望んでいる「インターンをを通じてどうなりたいか?何をやってみたいか?」ということを 汲み取れるものでありたい と考えています。↑でリストアップしたものの中からマッチングしやすいものは何だろう?ということを丁寧に考えてきます。 その上で「インターンの8日間でリリースまでできる」粒度にできないかを考えてきます。

3. 将来、就職面接で「インターンでは〇〇をしました」と説明しやすい、キャッチーなものであること(が理想)

これは私独自の考えですが、インターンに来ていただく方は翌年就職活動をされる方が多いので 就職の面接でインターンについて聞かれたときに、すぐ答えることができるものを課題にしたい なぁと考えています。つまり一言で説明できて面接官が「おお、なるほどー」と思えるキャッチーなものが良い!現実にはそこまでうまくいかない部分もありますが(実際に動いているサービスはキャッチーな課題ばかりあるわけではないので)、この考えは忘れないようにしています!

この3つの軸を踏まえて、我々のインターンシップの課題は「Kubernetes上にシステムのメトリクスを取得するPrometheusを構築する」となりました。私の所属するチーム内でもシステムのメトリクスを取得してより細かなサービスのモニタリングをしたいニーズがあり、その課題解決にマッチしたものになります。また、インターン生が本格的に触れる機会が少ない、流行りのKubernetesをシステムに展開できるという キャッチーな課題 を設定できました!

次にスケジュール設計

インターンシップは8日間なので、当然 その間に完了するような 課題設定が求められます。 そして初日はほぼPCのセットアップ、最終日は成果発表の準備と発表に充てられるので、実質6日間ですね。

6日間で1日8時間ですが、終わりの30分はその日の振り返りに充てるので、7.5時間x6日間でできる粒度にしていきます!

わたしの場合は、 3日間でこなす課題を2つ用意しました。 ひとつは「Prometheus環境構築」、もうひとつは「既存VM環境へのexpoter導入」です。こうすることでひとつめの山を登りきることを目標にしつつ、よりストレッチなふたつめの山を登ることを目指すこともできる、柔軟なスケジュールになりました。

インターンシップ開始!

いよいよインターンシップ開始です!具体的には、以下の日程でインターンシップを行っていきました。

日付 主にやったこと その他イベントなど
9/3(火) PCセットアップ/課題説明 インターン生自己紹介
9/4(水) 事前学習、ハンズオン  
9/5(木) Prometheusの構築 お茶会(インターン生同士の共有会)
9/6(金) Prometheusの構築 GMO Yoursで交流会(任意参加です)!
9/9(月) 既存のVM環境にexporterを導入するためのPuppetコーディング  
9/10(火) PullRequest作成、チーム内レビュー、試験環境へのPuppet適用  
9/11(水) 本番環境へのPuppet適用、メトリクス確認  
9/12(木) ふりかえり会/資料作成/成果発表会 お疲れ様打ち上げ(任意参加です)!
  • 10:00始業〜19:00終業
  • 18:30〜は日報作成
  • お昼ごはんはいろんな社員の人といっしょに行けるような工夫がなされています!いろいろなエンジニア/デザイナーから生の声を聞くことができる環境づくりをしていました。

インターン中、サポーターはインターン生の隣でサポートする役になりますが、 二人だけでやっていくわけではありません。 Slack上にスレッドを作り、チーム内、社内みんなが課題の進度をオープンに見ることができる環境でやっていきました。そのため、詰まってしまったところは 社内でわかる人にきけたり、助言をもらうことができます! (これはインターン生だけではなく、サポーターにとっても非常に助かるのです…)

その甲斐あって、事前に目標としていた 「Prometheus環境構築」「既存VM環境へのexpoter導入」の両方を達成できました! 構築したPrometheusサーバは現在もブラッシュアップを続け、活用しています。

そして最終日

インターンシップ最終日には全体の振り返りをします。振り返りのIssueでは、その人について気づいた良かった点を、拙いながらもコメントしました。 インターンシップで何かひとつでも得ることができたのならサポーター冥利に尽きます!

最終日のIssueへのコメント


今回はペパボのインターンについて、サポーターの立場からちょこっと詳しくお見せしました。インターン生はいつだって真剣なので、 サポーターももちろん真剣です。 将来的に目指す「なりたいもの」のために、ペパボのインターンが少しでもお役に立ったらいいな、と思っています(もちろん、その将来の「なりたいもの」の選択肢にペパボの仲間になってくれることがあったらとっても嬉しいです!)。

この記事を見てペパボのインターンに興味をもったそこのあなた! この冬もペパボではインターンを実施する予定です。 今度はあなたといっしょに成長できることを楽しみにしています。ご応募、お待ちしていますね。