Pepabo IT

GMO ペパボの社内IT環境 2019

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執行役員 CPO (Chief Productivity Officer) 兼技術部長の @hsbt です。

GMO ペパボ株式会社(以下、ペパボ)では社員が生産性高く楽しく仕事をして成果を出すために、少しずつですが社内の制度や環境をアップデートしています。このエントリでは 2018 年にアップデートしたことも含めて、GMO ペパボの社内の IT 環境についてご紹介します。初めて公開する情報もあるので、GMO ペパボで働くことに興味がある人は参考にしてください。

貸与マシン

Web サービスを営む企業に限らず、IT 業界に属する会社に入社してきになるのは、個人に貸与されるマシンだと思います。ペパボでは、入社前のアンケートでスペックをヒヤリングしたのちマシンを手配して、当日デスクの上にセットアップ済みのマシンを用意して貸与を開始しています。Windows なら パナソニック製の Let's note、macOS なら現在発売しているモデルのうち最新モデルからカスタマイズして選択可能です。なお、納品期日が間に合わない場合や、事業部の予算や業務内容によっては入社手続きの際に調整が入る場合もあります。

貸与マシンの更新

入社時に貸与されたマシンは原則として2年周期で更新を行なっています。このタイミングでスペックの変更や重量が軽いモデルへの変更、または利用の継続などの選択ができます。 スペックは初回の貸与時と同様に自由に変更できますが、調達上の制限でカスタマイズできる価格の上限があるため、「SSD を 2TB にしてGPUも最高スペックにして〜」というような選択は現在はできません。しかし、搭載しているメモリーを 32GB にしたり、SSD を 1TB にしたりと、おおよそハイスペックと呼べるくらいのカスタマイズは可能です。

2018年のペパボの社内の OS の利用割合としては Windows:macOS = 1:3 くらいの割合でした。エンジニア以外の職種でも macOS が多数となっています。

Windows・macOS 以外の OS

2018 年は上記のような利用形態に加えて、Dell の XPS13 も取り扱いを開始し、このモデルについては Linux をインストールして開発に利用することも可能にしました。現在、Ubuntu や Gentoo をインストールして利用しているエンジニアがいます。

ディスプレイ

ディスプレイはマシンの貸与に合わせて、24-27 インチの大きさを選択し、原則一人一台利用できます。社員によっては一人で二台使用していたり、ディスプレイを用いずに貸与マシンのみで開発をしている人など、利用形態にバラツキはあります。なお、 @hsbt は昨年固定席をなくしたため、ディスプレイが必要な時はフリースペースで作業をするようにしています。

フリースペースには lightning ケーブル、PD 対応 USB Type-C 充電ケーブルなどが設置されており、アダプタを持ち歩かなくても長時間の作業が可能となっています。便利。

キーボードなどインプットデバイス

ペパボではキーボードやマウスなどは、一律で貸与または支給はしていません。しかし、部署ごとに経費で購入したり、愛用しているキーボードを持ってる人は自由に持ち込んで利用可能です。最近は自作キーボードを作って利用している人も増えてます。

チャットツール

全社員が Slack を利用しています。Bot も個人では把握できないくらい作成されたり、社内で行われるイベント向けのコミュニケーションもチャットを通して行われます。

メール・オフィススイート

G Suite のビジネスプランを利用しています。GMail, Google Drive を容量無制限で利用できます。必要に応じて Microsoft の Office 365 も併用できます。主にマーケティング部門など、Excel のファイルを触る必要がある職種が利用しています。

オンライン会議システム

昨年に Google Meet を全会議室に導入しました。上記の G Suite のカレンダーとの連携により、在宅勤務の際も簡単にリモート会議が開催できるようになりました。

パスワード管理ソフト

1password team を昨年導入し、現在は 2/3 くらいの社員が利用しています。SaaS などでパスワードを共有する必要がある場合などに、Slack などを一切経由せずに共有することできるようになって生産性の向上を感じます。

プライベートクラウド

サービスのプロダクション環境として、OpenStack を用いてプライベートクラウドを構築しています。社員が自由に使用できる sandbox 環境としても利用しています。

コード、Issue 管理

GitHub Enterprise を全社員が利用しています。基本的に社員であれば、所属が異なるサービスのコードであっても自由に閲覧したり、pull request を出せる環境になってます。

CI

コンテナベースのシンプルな CI のdrone.ioをプライベートクラウドの OpenStack に構築して利用しています。若干、古いバージョンのままになっているので、この辺に興味ある方は入社して一緒にいい感じにしていきましょう。

まとめ

GMO ペパボで利用している社内IT環境について紹介しました。全ては紹介仕切れませんでしたが、他にも気になる項目がある方はペパランチョンから申し込んでお話ししましょう。