こんにちは!今年の4月にペパボに入社した新卒7期生のツバサ(@tsubasa_sris)です!現在はホームページ作成サービス グーペでデザイナーをしています。
さて、毎年ユニークな新卒サイトを作っているペパボですが、今年も最高な新卒サイトができました!
本当にたくさんのパートナーが携わって完成したこのサイト、僕はトップページのデザインを担当させていただきました。
今回は新卒1年目の僕がどのように新卒サイト制作に関わったのかをお話ししたいと思います!
今年のコンテンツ
トップページのデザインをメインでやらせていただきましたが、コンテンツを決める最初の段階からもミーティングなどに参加しました。ミーティングでは、
- そもそも新卒サイトの目的は何か
- 前回の課題は何か
- 私たちが就活生に伝えたいことは何か
- 就活生が知りたいことは何か
などといった部分を話し合い、「プロジェクトや事業部などへのインタビュー」と「新卒の一日」というコンテンツに落とし込みました。
これまでの新卒サイトでは「働く環境」や「パートナーの人柄」などにフォーカスしたものが多かったですが、今回はペパボが提供する事業やサービスの成長、想いや展望にフォーカスしています。
ペパボらしさ
ペパボにはペパボならではの社風があり、その「ペパボらしさ」というものを大切にしています。
それは人によって解釈は異なるもかもしれませんが、ペパボ歴代の新卒サイトはどれも「ペパボらしさ」というものが伝わるユニークさがあります。
上記の「今年のコンテンツ」を踏まえた上でデザインを考え始めたのですが、内容に合わせてデザインもクールなテイストにしてしまうと他社の新卒サイトに埋もれてしまい、「ペパボらしさ」を失ってしまいました。
他社の新卒サイトを研究したり、新卒のパートナー、来年入社予定の内定者などにアンケートを実施したりして、「ペパボらしさ」がありつつ、印象的なものにするにはどうすれば良いのかを調査しましたが、内容の「真面目さ」との乖離がないか、「ペパボらしさ」はあるのか、というポイントに産みの苦しみがありました…
シニアデザイナーである、まるさん(@maruyanma)に何度も相談させていただき、まずは「こちらが伝えたいもの」と「見る人が見たいもの」を整理しました。そして整理をした上で再度デザインを考え直しました。
最初はレイアウトでコンテンツをどう見せるのかということばかりを考えていましたが、「伝えたいことは何か」「見る人は何を知りたいのか」「ペパボらしさってなんだろう?」をまずは整理すること、そこがしっかりまとまって理解したあとで手を動かすことが大切である、ということを相談を経て学びました。
そして、「ペパボらしさ」というものを伝えるためには、「webっぽい」見せ方にとらわれないで、構成自体にストーリーを持たせて見ると良いのではないだろうか、といういう風に伝えたいことを芯に自由な発想ができるようになりました。
他にも、
- コンテンツが「成長」を軸にしているので、サイトにも時間軸を置いてみようかな
- ファーストビューの動画のようにオフィスを歩き回れるものにしようかな
- 手書きや有機的なフォルムでゆるさを足せそうかな
などなど色々な見せ方を考えました。
そして、試行錯誤を繰り返した結果、サイトを訪れた人が各事業部の部屋でインタビューを聞く(見る)、渡り歩けるようなレイアウトに落とし込みました!
その後数え切れないほどのブラッシュアップを経て現在のような形になりました!🎉
▼ブラッシュアップの過程
webっぽさに捉われていた | もう少し自由なレイアウトにしたり | コンテンツが目立つようにしたり |
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まとめ
トップページのデザインを担当するということは、サイト全体のデザインの方向性などを決めることでもあります。そのようなプレッシャーもありつつ、1からこのような大きなプロジェクトに参加すること自体も初めてだったので、最初は右も左も分からないことだらけでした…
また、今回の新卒サイトのスケージュールはとてもタイトで、インタビューやデザイン、コーディング、撮影など、すべての作業が並行して行われており難しい場面もたくさんありました。
しかし、様々な方からアドバイス、フィードバックをいただき、無事にデザインを決めることができました。
いろんな解釈ができる「ペパボらしさ」を表すにはいく通りもの方法があり、自由に発想することが大切であることも今回の経験から学ぶことができました。
また、コーディングもデザインを特殊なレイアウトにしたおかけでとても大変でしたが、ゼロからのコーディングということで、テクニックだけでなく設計の仕方であったり、他のデザイナーの方との協働であったりと本当に多くのことを学ぶことができました。
さらには、ペパボのことだったり、サービスのこと、そして一緒に働いているパートナーのことも新卒サイト制作を通じてより理解することができ、改めて素敵な会社で働けているんだな、ということを認識することができました。
まだまだ新米のデザイナーですが、今回の貴重な経験を活かして頑張ります!