はじめまして、業務プロセス革新室(BPR室) ライブ配信エンジニア(自称)の @umazura です。
もう1ヶ月前の話になりますが、9/18 - 9/20 に広島国際会議場で開催された RubyKaigi 2017 に、弊社GMOペパボはWater Sponsor/Video Sponsor1として協賛しました。そして今回は、RubyKaigi 2017にVideo SponsorかつKaigiFreaksとして参加してきたので、その内容についてご紹介します。
RubyKaigi 2017 のレポートについてはこちらのエントリーをご覧ください。
Video Sponsor and KaigiFreaks
今回"Video Sponsor"という枠で、会場のビデオ撮影を担当させていただきました。担当はフェニックスホールです。広島国際会議場で一番広く、客席数は最大1,504席で3階まであります。今回のカンファレンスでは基本1階席のみの開放だったため、2階を貸切り状態で撮影に挑み、編集・YouTubeへのアップロードを行いました。今回のアーカイブ動画を貼りつけておきます。
※映像はRubyKaigi2017全ての発表です(57件)
機材構成
メインのビデオカメラとバックアップ用のビデオカメラをセットしました。1台撮影に失敗しても補完できるようにです。さらにメインカメラにはSDスロットが2つあり、同時記録出来るため同時に3つの記録をしている状態です。音声に関しては、メインカメラに会場の音と、登壇者マイクの音を記録出来るようにしています。映像に関しては2台のカメラの映像をキャプチャー機器を使いPCに取り込んでPCから映像を確認できるようにしています。これでカメラから離れた位置&長時間のモニター確認に耐えられます。
あれやこれや
過去の経験からのノウハウです(我流)。特に誰かに習って覚えた訳ではないので間違っているかもしれません。
映像について
映像に関しては、ピントは背後のスクリーンに合わせます。さらに本番の会場の明るさに合わせて、ホワイトバランスもスクリーン基準、露出も少し暗めに設定します。今回プロジェクターの映像は保存できていないため、スクリーンの資料がわかるようにセッティングをしています。露出を下げるのもスクリーンを見やすくするためです。
音声について
音声に関しては、ヘッドフォンをメインカメラに接続し音声の確認をし、同時に音の大きさによってボリューム調整を行います。音が大きく割れてしまった場合、修正に時間がかかってしまうため、基本ボリュームは小さめに設定しています。なお左はカメラマイクから会場の音、右から登壇者のマイクの声が聞こえるので慣れが必要です。
記録について
今回の撮影は5時間 × 3日間の長丁場のため、SDカードの管理が多く1日3回の交換がありました。間違えないようにマスキングテープでケースにマーキングしてあります。1日終了後、PCへの吸出しを行いました。録画フォーマットは 1080p30fps mp4で録画を行い、結果約400GBのデータになりました(バックアップは含まない)。
編集作業について
動画編集についてはとくに難しい点はありませんでした。前日の会場セッティングにて映像部分の初期設定が完了していたので、ほぼほぼ大きな編集は加えずカット&ペースト編集。カメラが上から見下ろして撮っていたのでスクリーンの角度調整と、音についても同じくいい感じに収録されていたので、マイク音源のボリューム調整とカメラマイクでひろってた会場の音を薄く加えました。これを加えることで動画に臨場感を演出できます。あとはエンコード&アップロード!
今回の撮影で個人的にお気に入りの動画を貼り付けておきます。
おわりに
今回紹介した内容以外にも結構盛りだくさんの体験ができました。ざっくり説明すると広島入り初日は稀に見る台風2とぶち当たり、現地到着後の新幹線は運行中止となり、さらに期間中に広島カープがリーグ優勝3で広島市内は盛り上がってる中にRubyKaigi 2017の参加者も混ざりお祭り騒ぎに。最終日の打ち上げは最終的に公園で飲んだくれてたという濃い数日間でした。
今回のような大きな会場&長丁場&他県出張は初めてでありとても勉強になりました。最初にVideo Sponsorを提案頂いた Rubyコミッタかつ執行役員 CPO (Chief Productivity Officer)の @hsbt、RubyKaigi 2017スタッフのみなさま、スピーカーのみなさま、参加者のみなさま、この場で感謝を申し上げます。ありがとうございました。