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OKIMOCHIを試験導入してみました+経過報告

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こんにちは、CTOのあんちぽちゃんです。最近は社内で「FinTech好き好き軍団」を結成し、各所で暗躍しているところです。

本エントリでは、CAMPFIREさんが公開しているOKIMOCHIという、ちょっとした感謝の気持ちなどを、Slack上でビットコインで気軽に送ることができるツールを社内に試験導入してみたので、その経過を報告します。

OKIMOCHIを始めるには、まずは原資をビットコインで入金することが必要になるのですが、なんと家入さんが拠出してくださいました!ありがとうございます!その他、社長のケンタロさんを始め、役員や部長等が協力してくれました。重ねて御礼いたします。

定量的な結果

まずは、定量的に取得できる数字を見てみましょう。

項目 内容
試験実施期間 2017年8月28日〜9月19日
参加人数 159人
tip数(トランザクション数) 115件
1度の送付金額 (botの設定で可変) 約40円
ビットコインの原資 約0.115 BTC = 50,723.12 JPY(記事執筆時現在)

約3週間の試験運用でしたが、けっこう活発に使われたように思います。ランキングはこんな感じ。けっこうたくさんのひとにお気持ちが寄せられていますね。一方で、たくさんお気持ちをもらっているひともよくわかりますね。

画像をクリックすると、実際のランキング画面が表示されます

(antipopというアカウントがたくさん入金しているように見えますが、僕にひもづくアドレス経由で入金が行われただけです。僕も少しは出しましたが……)

定性的な結果

そもそも、ペパボではどういう絵文字を「お気持ち」として送るようにしたかというのが、以下の図です。それぞれに、0.0001BTCが送られるような設定にしました。

感謝の気持ちに加えて、言動を称えるような絵文字も混ぜてみました。

上記で述べたような定量的な結果から見えることの他、OKIMOCHIを試験導入したことで個人的に一番よかったなと思ったことは、ビットコインが身近に感じられるようになったメンバーが増えたことです。たとえば、エンジニアの中では、ビットコインの本を読んでブログを書くひともいました。

「いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン」を読んだ - ぱーぽーの日々

OKIMOCHIを開始したあたりの頃は、ビットコインが50万以上の値を付けていたりして社会的な話題になっていたこともありますが、OKIMOCHIの利用によって、自分にも関係あるものとして実感したひとが増えたように思います。それが証拠に、仮想通貨取引所の口座を開設したというひとが、「え、このひとも??」という人にまで現れ始めるようなこともたくさん見られました。

まとめ

ビットコインや仮想通貨というと、難しそうとか、投機目的などのあやしさを感じることもあるだろうと思いますし、そういう面もあるのは事実ですが、これからのインターネットを大きく変えていくことは間違いないでしょう。OKIMOCHIによってビットコインに気軽に親しめたのは、インターネットサービスを作る会社として、とてもよかったと思います。

あらためて、素晴らしいツールを公開してくださったCAMPFIREさん、作者の宮本ジョーさん、ありがとうございました!