space science

宇宙の気持ちになるために手始めに宇宙食を大量購入して食べました

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こんにちは。

ペパボでは最近宇宙への興味が指数関数的に上昇しています。

本記事は、ペパボでの第一回宇宙イベントとして実施した、宇宙食ランチ会についての話です。 何も考えずに宇宙食の話を振ったらランチを企画することになった@takiと、 宇宙を一番知っていて好きな人枠に自ら名乗り出た@haruotsuがお送りします。

宇宙食ランチ会開催の経緯

宇宙を一番知っていて好きな人決定の経緯

なぜ急に宇宙なのか

執筆者:@haruotsu

テック企業と宇宙産業の急接近

もちろん、社内に宇宙に興味を持つパートナーが多かったり、やっていき・のっていきの文化ということも大きな理由の一つではありますが、エンジニア視点で改めて「なぜいま宇宙なのか」を考えてみたいと思います。

ここ数年、宇宙産業は劇的な変化を遂げています。かつては国家主導の巨大プロジェクトが中心だった宇宙開発は、コストが安くなり、民間企業の参入により宇宙はもはや遠い存在ではなくなりつつあります。

そのような中で、私たちエンジニアにとって宇宙は技術的好奇心を刺激する要素に満ちています。

  • 極限環境での信頼性設計:宇宙空間という過酷な環境で動作するシステムは、地上のサービス開発を応用できる可能性の宝庫
  • 大規模データ処理:地球から数分〜数時間の通信遅延がある環境からの膨大なデータをリアルタイムで処理や自律的な意思決定する技術は、私たちが日々向き合うスケーラビリティの課題に通じる

これらは一例ですが、一見遠い存在に思える宇宙開発ですが、実は私たちが日々取り組むWeb開発と多くの共通点があります。高い可用性が求められるインフラ設計、リソース制約下での最適化、リモートでのシステム監視・運用など、宇宙開発で培われた手法やマインドセットは、現代のアプリケーション開発やクラウドインフラの実践に通じるものを感じています。

spaceチャンネルの誕生

あんちぽさんと話をする中で、宇宙に興味を持つメンバーが集まるチャンネルを作成しました。 まずは宇宙情報、コミュニティに気軽に触れ合える場を作るために#space チャンネルを作成しました。 ここでは日々、宇宙に関するニュースが流れたり、宇宙に関する雑談をしたり、こんな場所に行ってきた!などとわいわい共有がなされています。

#space チャンネル誕生の経緯

今回の宇宙食ランチも、この#space チャンネルで宇宙と掛け合わせてなにかペパボとしてできないか、というような会話をしていたときに、宇宙関連ショップを眺めていて、@taki が「宇宙食はどうですか?」ということを言い出したことがきっかけで、やりたい!の声が挙がり、宇宙食ランチ会が開催されました。

宇宙食ランチ会 開催決定

執筆者:@taki

冒頭でも触れましたが、宇宙食ランチ会は突然開催が決まりました。何人かで「やりたいね」と話が出たところから始まった企画ではないので、何人くらいが参加してくれるのか全くわからない状態でのスタートです。

せっかくなら宇宙に関係のある日に開催したいと思い調べてみたところ、10月に「世界宇宙週間」という期間があることがわかりました。その最終日である10月10日を開催日に決定。

参加者募集は、宇宙食注文用のスプレッドシートを作成して、各自が食べたいものを記入する形式にしました。結果、15人が集まりました。

注文した内容はこちらです。宇宙の店を利用しました。

(※長いです)

商品名 注文数
たこやき 7個
いちごアイス 5個
スペースカレー(ビーフ) 4個
宇宙おにぎり 赤飯 4個
宇宙白飯 4個
チョコレートケーキ 3個
バニラアイス 3個
モンブラン 2個
LIFE STOCK スターダストラムネ味 1個
エビグラタン 1個
スペースうなぎ 1個
スペース羊羹(小倉) 1個
ストロベリーショートケーキ 1個
ミネストローネ 1個
ミルクレープ 1個
ライスケーキ 1個
レアチーズケーキ 1個
わかめスープ 1個
宇宙ちりめん山椒(瓶詰) 1個
宇宙グミキャンディー ソーダ 1個
宇宙藻キャンディー 1個
惑星探査機COOKIES 1個
杏仁豆腐 1個
若狭宇宙鯖缶 1個

1番人気はたこやきで、1人での注文数が1番多かったのはあんちぽさんでした。

宇宙食ランチ会 開会

執筆者:@taki

当日は、届いた宇宙食の撮影会をするところから始まりました。 1人でやるつもりだったのですが、3人集まったのでみんなで撮影。宇宙のポーズ(?)です。

机の上にあるたくさんの宇宙食にご注目ください!

あれ……?

1つだけ食べ物ではなさそうなものがありますね……なんだろう?

宇宙のポーズ(?)

宇宙食の他に、科学を体験できる優れた教材として、参加者の人数分のねるねるねるねもありました。

ねるねるねるね

私は、準備のために会開始時間の少し前に会場に向かいました。しかし、1番早く会場にいたのはあんちぽさんでした。

どうやら何かをしている様子…。机の上に乗っていた食べ物ではないものの正体がこちらです。

電気分解を楽しむCTO

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> 水素エネルギー ロケットキット! <
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水の電気分解を行った時の水素を利用してロケットを飛ばせる楽しいキットです。 このロケットの打ち上げをはじまりとして宇宙食ランチ会の開会が宣言されたのですが、打ち上げは失敗に終わりました。

私が注文した宇宙食は、たこ焼きとモンブランです。 たこやきは硬くてスナック菓子のようでしたが、モンブランは思ったよりもしっとりしていました。 宇宙食は、乾燥してパサパサしていると思っていたので、驚きました。

たこ焼きとモンブラン

みんなでワイワイ食べました!

楽しい宇宙食ランチの様子

CTOあんちぽからの一言

昨今身近になりつつある宇宙をもっと自分ごと化するためには、「食」のように人の感情と直結する部分での取り組みが必要です。そのために、まずは自分たちで宇宙食を食べてみることから始めました。今後は、感情と直結する領域ということで、カルチャーやエンターテインメントを通じた宇宙への理解拡大にも取り組んでいきたいと思います。

おわりに

今回の宇宙食ランチ会は、ペパボでの記念すべき第一回宇宙イベントでした。

何気なくSlackで宇宙食の話を振ったところから始まったイベントでしたが、15人もの参加者が集まり、みんなで宇宙食を楽しむことができました。 宇宙食という普段食べることのない特別な経験を通して、宇宙の話ができたり、ねるねるねるねの化学反応に声を上げたり、ロケットの打ち上げに挑戦したり、宇宙食の製法について議論したり、普段の業務では話さないような科学や宇宙の話題で盛り上がり宇宙について考えるきっかけを作ることができました。

ちなみに、開会式では失敗に終わったロケットの打ち上げですが、2回目の挑戦で無事成功!あまりの勢いに天井に衝突していました。

これからもペパボでは宇宙関連のイベントを続けていく予定です。次は何をしようかな…?

乞うご期待!