クリエイターズネットワーク PHP イベントレポート

PHPerKaigi 2025 参加 & 登壇レポート

クリエイターズネットワーク PHP イベントレポート

こんにちは! GMO ペパボのグループ会社である GMO クリエイターズネットワークのよしだと、GMO ペパボのkinosuke01です。

この度、PHPerKaigi 2025に参加 & 登壇したので、その内容をご紹介します。

私たちの登壇について

PHP から考える クレジットカードにおける 3D セキュア決済 (よしだ)

当日は下記の観点でお話させていただきました。

  • 3D セキュアとは
  • カード決済の流れ
  • Laravel での実装方法
  • 考慮点

Laravel Cacher を使うことで、手軽に実装できる点は Laravel の魅力の一つでもあります。

バックエンドエンジニアによるフロントエンドテスト拡充の具体的手法 (kinosuke01)

ロリポップ for Gamers の事例からフロントエンドのテストと Cursor を使ったテストコードの効率的な実装について発表しました。方針や進め方の紹介だけでなく Cursor でどう効率化しているかについても詳しく解説しました。

詳細は下記記事もご参照ください。

ロリポップ for Gamers におけるフロントエンドテストの拡充

全体の感想

登壇者と参加者がコミュニケーションを取ることに重きをおいており、登壇後の Ask the Speaker や、一分間フィードバックが実施されています。 セッションの QA コーナーでは質問しづらい場合にも、Ask the Speaker で気軽に質問をしたりできるのは双方にメリットがあると感じました。

各セッションでは、参加者の方々の反応が良く、笑い声が響いていたのが印象的でした。 3 日間開催ということもあり、セッションの多さや内容が幅広いのも特徴で様々な方に満足して頂けるようになっています。

セッション紹介

ここからは私たちが聞いたセッションについて紹介します。

安全に倒し切るリリースをするために:15 年来レガシーシステムのフルリプレイス挑戦記

よしだ: @saku_ryeさんのセッションでは、レガシーシステムの安全なリプレイスとしてペンギンテストを紹介していました。 本番環境で影響のでないように新旧のコードを実行する点や、その際の注意点は学びが多かったです。 また、話し方もうまく最初から最後まで話に引き込まれました。

kinosuke01: このセッションは移動中だったため聴講していなかったのですが、ランチをご一緒させていただいたエンジニアの方におすすめされて、スライドを拝見いたしました。旧処理はそのままに、副作用がない状態で新処理も実行するようにして、それぞれの処理結果に差異がないかをチェックするという方式は、目からウロコでした。

私の愛した Laravel 〜レールを越えたその先へ〜

よしだ: Laravel 愛溢れる@KentarouTakedaさんは、フレームワークのレールから外れるのではなく、調和することの大切さを語られていました。 どのように調和することができるかの具体的なテクニックも言及しており、Laravel を導入している方には必見の内容です。

PHP でアクターモデルを活用した Saga パターンの実践法

よしだ: CQRS+ES カンファレンスでもお馴染みの@ex_takezawaさんは、アクターモデルを使った Saga パターンの紹介をされていました。私自身にアクターモデルの知見がなかったこともあり、知らない概念が多く、新鮮でした。 理解が難しいため、気軽に質問しに来てくださいと仰っていたのが印象的でした。

レガシーシステムのリプレイスを安全に完了させ、高い生産性とモダン環境を獲得するまで

kinosuke01: @yoji.mikiさんは、レガシーシステムの安全なリプレイスの事例について紹介をされていました。リプレイス開始時の決めごととして「DB をリプレイスしない」「仕様のリファクタを行わない」を設定したことは、総作業量をミニマムに現実的なサイズとするために非常に重要な判断であったと感じました。

非エンジニアにも伝えるメールセキュリティ

よしだ: @YKanoh65さんは、SPF, DKIM, DMARC をエンジニア以外の方になるべく難しい言葉を使わず説明するといった試みをされていました。エンジニア以外の方向けのタイトルではありますが、メールセキュリティについてまとまっており、非常に参考になるセッションでした。 明日から、説明の参考にさせていただきます。

kinosuke01: SPF, DKIM, DMARC について非常にわかりやすく解説されたセッションでした。おかげさまで、セッションの中で紹介されていた「SPF(なりすまし防止) + DKIM(改ざん検知) + @ = DMARC」という式がパッと出てくるようになりました。

The PHPer’s Guide to Daemon Crafting, Taming and Summoning

よしだ: @uzullaさんは、AI を使った PHP でデーモン制作(ロマン)を語っていました。デーモンの仕組みの解説は非常に勉強になりつつ、今の生成 AI で何ができるかを紹介している点も魅力的でした。 登壇資料からは見えませんが、制作されたもののデモもあり、会場の熱気もあり、熱い発表でした。

モジュラーモノリスでスケーラブルなシステムを設計・開発する

よしだ: @Panda_Programさんは、BASE でモジュラーモノリスへの移行過程と移行後数年経った今のお話をされていました。モジュラーモノリスに興味のある方は必見の濃い内容です。 その後のチーム構成にまで言及しており、学びの多いセッションでした。

OpenTelemetry を活用した Observability 入門

よしだ: @seike460さんは、OpenTelemetry の紹介と、Laravel でどのように実装するのかについて発表していました。 Observability の基礎から具体的な実装方法までと濃い内容でした。

kinosuke01: Jaeger(イエーガー)という分散トレーシングの可視化・分析ツールがあることを初めて知ることができました。今後は目下のプロジェクトでも OpenTelemetry を導入していくことになるので、非常に参考になるセッションでした。

アーキテクトと美学:美しさがシステムにもたらす秩序と未来

よしだ: @nrslibさんは、アーキテクトと美しさの関連性、重要性について語られていました。では、美しさは説明できるのかといったところまで踏み込んでおり、名画からその美しさを紐解いていきました。そのための言語化のトレーニングにまで言及している点は必見です。

パスキーでのログインを実装してみよう!

よしだ: @hibiki_cubeさんは、パスキーによるログインについて発表していました。パスキーの仕組みから簡単な実装方法だけでなく、パスキー導入後の復旧方法を考慮する重要性にも触れていたのが特徴です。 パスキー導入を考えている方は必見です。

技術的負債を正しく理解し、正しく付き合う

よしだ: @shogoggさんは、技術的負債の概要や、なぜ発生するのかだけでなく、最小限に抑える取り組みについてお話されていました。 技術的負債 = 悪ではなく、適切にコントロールすることが大切という点にも触れられている素晴らしいセッションでした。

PHP 実行環境の歴史 PHP-FPM から FrankenPHP の誕生へ

kinosuke01: @ma_meさんは、PHP 実行環境の歴史とこれからについてお話されていました。Nginx+PHP-FPM だとコンテナ環境にマッチしないこと、それを解決するために再び WEB サーバーと密結合した FrankenPHP という流れがでてきたことなど、非常に興味深い話を聞くことができました。

おわりに

今回紹介できなかった魅力的なセッションもまだまだあります。 ぜひ一度足を運んで頂けると幸いです。

私たち自身もこれからもアウトプットを続けていければと思います。 これからもよろしくお願いします。

参加画像

ふたりで撮った写真がなかった(笑)

GMO クリエイターズネットワークでは、プロダクト開発職種の採用をおこなっています!

フリーナンスでは今、プロダクト開発組織を立ち上げていこうとしている最中です。

ソフトウェアエンジニアとして面白い部分は、フロントエンド〜バックエンド〜インフラを横断的に触る開発スタイルで開発している点です。 Go のコードを書いたり、Terraform を書いたりしながら開発を進めていることが多いです。

現在は Go や React を中心としたシステムへのリアーキテクチャを検討しています。 バックエンドアーキテクチャの設計やフレームワークの選定、検証とやれることは非常に多いです。

そんな技術課題の解消やユーザに価値を提供出来る仕組みづくりを私達と一緒に進めていってくださる方々を募集中です!以下の職種を積極採用しています!

また、カジュアル面談も大歓迎ですのでお気軽に申し込んでいただけると嬉しいです!