Android mobile minne

minneのAndroidチームの2024年上期振り返り

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minne事業部プロダクト開発チームのtepiです。弊社は1月が期の始まりということで、6月で半期が終わりました。そこで、Androidチームで今期中を目標とした施策に対する前期の振り返りをしてみたいと思います。

  1. 今期の目標
  2. リスク対応
  3. Jetpack Compose対応
  4. アウトプット強化
  5. ユーザー情報の取り扱いにまつわるレガシーコードの整理
  6. まとめ

今期の目標

Androidチームの今期の目標は以下のようになっています。

  1. リスク対応
  2. Jetpack Compose対応
  3. アウトプット強化
  4. ユーザー情報の取り扱いにまつわるレガシーコードの整理

では1つずつ振り返ってみたいと思います。

リスク対応

ここでいうリスク対応とは、特に、今後アプリリリースの障害になり得る、未着手状態であったGradleやライブラリ等のアップデートを指します。全体のタスク量に対して60%が今期中に終わることを目標としていました。

以前記事にも書いたとおり、昨年から継続的にGradleやライブラリのアップデートを行っており、現状で可能なアップデートを全て上期に完了することができました。 機能実装の合間をぬって大小合わせて17つのタスクを終わらせ、全体に対して61%のタスクが完了になり、上期のうちに目標を達成できました。

あらかじめ、問題の依存関係をはっきりさせた上で進めたことで、進捗が示せるようになり実施するモチベーションにつながったり、途中タスクが増えたことも含め周りに進捗が伝えやすくなったことで社内的にも進めやすくなったりしたことが、うまくいった要因かもしれません。 残りのタスクは数をこなしていかないといけないものが多く、100%を達成するのは当分先となりそうですが、進めなければ減らないのも事実ですので少しづつでも進めていきたいと思います。

Jetpack Compose対応

今期は、機能変更が多いもしくはアプリの機能において重要な画面のうち4画面をJetpack Composeを使った実装に移行する計画をたてました。

上期は3画面に対応しましたが、いずれも計画していた画面ではなく、機能実装で必要になった画面の対応に留まっています。

スクリーンショット

実装の移行は現在の仕様を踏襲して実装する必要があるため、PRで漏れが無いことを確認しやすいよう、APIの実装部分やあるUIコンポーネント等に絞ってなるべく小さい粒度でPRを作成することで、大きなトラブルなく移行を進めらました。

対応を行ったショップの詳細画面は計画にはなかったものの、機能追加が多くなりそうな画面で対応することができたのは収穫でした。 ただ、残りの2画面に関しては、Jetpack Composeによる実装が進んだことは喜ばしいですが、計画で意図したような画面ではなかったので、引き続き今期の対応数を伸ばせるよう進めていきたいです。

計画されていた2つの画面の実装はすでに進めており、さらに計画にはなかったものの重要な画面の対応も機能実装で必要になりそうなので、目標達成のためにも進めていきたいです。

少し対応が遅れてしまっている理由として、今期の始めが機能実装で忙しくスタートダッシュが切れなかったことがあげられます。このあたりは来年以降の計画に活かしていきたい点です。

アウトプット強化

弊社では、「3つの大切にしていること」の1つとして、「アウトプットすること」があげられています。アウトプットは様々ありますが、Androidチームでは採用に応募いただく方々に事前に雰囲気をわかっていただけるよう、今まであまり行われていなかったテックブログへの寄稿を強化するため、月2のブログ投稿を目標に設定しました。

なんとか月1の投稿は行っていますが、業務の忙しさやその中でネタを探したり作ったりすることが難しく、目標には届いていません。 投稿頻度は目標に届いていませんが、採用面談時にテックブログ記事を読んだと言っていただける方も多く、面談時には記事に関連する詳細な質問をいただく機会も増えたので、徐々に効果が出ている実感はあります。 (今まさに読んでいただいているあなたもありがとうございます!)

今期は引き続き月1の投稿を継続しつつ、目標達成のために投稿を増やすことよりは来期に向けた別の施策を検討して採用に役立てていきたいです。

ユーザー情報の取り扱いにまつわるレガシーコードの整理

この対応は、現状のユーザー情報の管理方法が目指しているアーキテクチャとは全く違う実装で、今後Jetpack Composeでの実装をするにあたって障壁になりそうなので、改善する対応です。特に現時点では複数のクラスから情報が管理されているので統一したいです。

もともと下期に対応する予定としていたためさほど進んではいませんが、上期中に行った調査で相当量の変更が必要になることが見込まれたので少しずつですが上期からに進めており、やってみている中でわかった今の時点でできそうなラインを目標に対応を行っています。

現時点の進捗は2、3割ではありますが、1つのクラスに統一しつつ、互換性を保ちながら新しいアーキテクチャからの利用に対応する形にできそうな感触はあるので、引き続き対応していきます。

まとめ

進んでいない施策はありませんが、自ら進んで取り組まないと終わらないような状態が続いています。どの施策も直接売上につながるものはありませんが、少しずつでも積み上げなければ進まない状態が続くだけなので、1歩ずつではありますが進めていきたいと思います。

また、特にJetpack Compose対応は開発スピードの向上につながり、今後バリューを生み出す速度向上につながる施策ですし、対応している画面を増やしていきたいところですので、お手伝いいただける方の採用へのご応募お待ちしております!