ホスティング事業部 SREチームでエンジニアをしている @takumakume です。
2023年9月14日に「Pepabo Tech Conference #21 夏のSREまつり」を開催しました。
ペパボのSRE(Site Reliability Engineering)の活動内容を知りたい方は、ぜひ見ていただければと思います。
では、発表内容を紹介します。
Goで実装された高速な仮想待合室サーバの実装と詳解 (@pyama)
こんにちは、もうすぐキャンプの季節ですね。早く最近購入したゼクーM TCを張りたい気持ちでいっぱい、P山です。
今回のカンファレンスではカラーミーショップに導入した仮想待合室のバックエンドAPIについて紹介しました。Redisをデータストアに採用し、高速に動作するGoのAPIについて実装の詳細について解説しています。
現在、脱ngx_mrubyを目指して、WEBプロキシサーバの開発に着手しているので、ぜひ一緒にミドルウェアを作りましょう。今すぐ応募、サブミット。
KubernetesにおけるSBOMを利用した脆弱性管理 (@takumakume)
GMOペパボでは、複数のWebサービスを複数のオンプレミスのKubernetes上で運用しています。 エンジニアは各ソフトウェアの脆弱性を管理し対応していく必要があります。
脆弱性管理において、以下の課題がありました。
- Kubernetes上で実行されている全てのコンテナイメージの脆弱性を網羅的に管理できていない
- 300以上のコンテナイメージを利用しており脆弱性の量が多すぎて全て対応するのが困難である
これらの課題に対して以下のような解決を行ったことについて事例を紹介しました。
- trivy-operatorによるSBOMの収集
- Dependency TrackによるSBOMの管理
- KEV(Known Exploited Vulnerabilities)を用いた脆弱性対応の優先順位付け
Amazon RDSのB/GデプロイによるMySQLアップグレードの事例と遭遇した課題 (@kesompochy)
こんにちは。GMOペパボ 技術部プラットフォームグループのそめやポチです。
MySQL5.7のサポート終了が目の前に迫っておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
GMOペパボが提供するサービスの一つであるminneではデータベースとしてAmazon RDS for MySQLを使用しています。先日、minneのDBエンジンをMySQL5.7からMySQL8.0にアップグレードしました。その際に、RDSのブルー/グリーン(B/G)デプロイ機能を使用しました。RDS B/Gデプロイは2022年12月に提供が開始された機能です。本発表では、RDS B/Gデプロイの利点と、実際に使用して判明した課題を紹介しました。
GoとNginxでメールシステムをパワーアップ! (@molpako)
こんにちは、ホスティング事業部MREチームの @molpako です。
「MRE」はMessaging Reliability Engineeringの略で、ペパボの造語です。現在、MREチームは、ホスティングサービスのメール/DNSを運用しています。今回のカンファレンスでは、MREチームが担当するメールサービスの信頼性向上のために、GoとNginxを活用している事例を紹介しました。
最後に
今回はペパボのSREにおいて、技術的なトピックに特化してお送りしました。 お楽しみいただけたましたでしょうか。
LTにご応募いただきました皆様、ありがとうございました。
今後も継続的に開催していきますので、よろしくお願いします!