こんにちは!EC事業部デザイナーのmaayaとホスティング事業部デザイナーのueponです。 2023年5月27日(土)にResearch Conference2023が東京・九段下で開催されました。このカンファレンスに、GMOペパボ株式会社(以下、ペパボ)から私たち2名がスタッフとして参加しました!
今回はResearch Conference2023にスタッフとして参加したレポートと、カンファレンス参加後ペパボに起こった変化をお届けします!
Research Conferenceとは?
Research Conference2023とは、デザインリサーチやUXリサーチをテーマとした日本発のカンファレンスです。昨年に続き今回は2回目となる開催で、「SPREAD」をテーマにさまざまな企業・団体によるリサーチ実践知の共有やディスカッションが行われました。
参加者はオンライン・オフライン合わせて2,300名を超える規模のイベントとなっており、会場・SNSともににぎわいを見せていました。
また、カンファレンス開催に先駆けた事前LTイベントとして2023年2月3日に「RESEARCH Conference Lightning Talk」が開催され、複数企業の方々がリサーチ事例を発表されていました。
LT登壇者は公募で決められたのですが、ペパボからmaayaが登壇していました! そこで発表した内容は以下のスライドをぜひご覧ください。
スタッフとしてやったこと・得られたもの
ペパボからスタッフとして参加した2名がどのようにカンファレンスに関わったのか、それぞれの視点から紹介します。
maaya(Experienceチーム)
複数チームがある中、業務に学びが多そうなExperienceチームにジョインしました!特に印象に残っているのが、オンライン・オフラインをつなぐ体験設計のカスタマージャーニーの作成です。「こういう視点・まとめ方があるのか…!」と知見の宝庫でした。
後半から分科会で懇親会チームとしてオフライン会場でのリサーチボドゲの実況配信や、カンファレンス後のオンライン懇親会の設計・準備などに携わっていました。 カンファレンス当日はミチミチのタイムラインで、コーヒーや昼食のオードブルを運びながら、チームメンバーと「我々、ガテン系ですね!!」とはしゃぎながらワイワイしたのがとても楽しかったです(笑)
uepon(PRチーム)
最初のスタッフキックオフで、私はPRチームを希望してジョインしました。 PRチームでは目標の参加人数に向けてSNSなどでの発信を企画して執筆・投稿したり、当日前後ではSNS配信関連を担ったりなど行いました。
カンファレンス当日はTwitter係としてiPhoneで写真を撮って回り、ライブ感が伝わるようTwitterにアップするために奔走して、まさに文化祭の裏方のような感じで協力しつつ楽しく動き回っていました。カンファレンスの内容はもちろんですが、リサーチに対していろいろな思いがあるスタッフの皆さんとワイワイ話せたのも大きな財産になったと感じています。
当日の盛り上がりは公式としてまとめたTogetterからも確認できるので、ぜひ覗いてみてください!
そもそも、どうしてスタッフに?
maaya
スタッフ応募には、2つ理由があります!
1つ目は、冒頭の「RESEARCH Conference Lightning Talk」に登壇した際、社外の方からも「あの登壇見ましたよ〜」と感想をいただくなど、ペパボの良い部分をお伝えできる素晴らしい機会をいただいたので「運営側として、カンファレンスの成功に貢献したい!」と感じ、応募しました。
2つ目は、所属事業部のリサーチの仕組み強化を考える上で、社外の方のイベントや記事から多くの学びがあり、「社外の方と繋がりを持ちたい…!」と感じることが多かったのもきっかけです。
運営のみなさまが人間力に溢れた方ばかりで、オフラインでお会いできた際も、初対面と思えないほど気さくにお話させていただき、楽しい思い出ばかりです。カンファレンスが終わって数ヵ月経った今も、食事会にお声がけ頂いたり、運営参加の恩恵を感じています!
今後も関係性を大事にさせていただきたいですし、来年も機会があれば運営としてカンファレンスを盛り上げたいなと今からウズウズしています!
uepon
私は過去のテックブログ記事や個人のnoteでも発信しているのですが、ペパボに入社してから「リサーチをやりたい!やっていこう!」と声高々に言い続けていて(笑)、いよいよ今年頭ごろからリサーチ業務の比重が高まっていたところでした。
ただ、実際は毎日手探りで、リサーチの書籍や記事、社外イベントなどから知見をかき集めてなんとか業務を遂行する日々でした。そのようにリサーチ界隈の先人の方々からたくさん恩恵を受けてきたので、自分も何か恩返ししたい、力になりたいとずっと思っていたところでスタッフ募集のお知らせを見て、応募してみました!
福岡(地方)からの遠隔参加という懸念もありましたが、実際は地方メンバーも多く、非常に話しやすい方々ばかりで雰囲気も最高なスタッフチームでした!
スタッフミーティングが終わり、オフライン・オンラインともにみなさんを受け入れる準備万端です!気をつけていらしてくださいね🙌 #ResearchConf pic.twitter.com/DiufhOJGiK
— RESEARCH Conference (@researchconfjp) May 27, 2023
リサーチを軸に社外の方々とのつながりが一気に広がり、今でもリサーチに関することで連絡をとったり相談しあったりする関係が続いています。2021年の新卒リモート入社以降なかなか横のつながりが持てなかったのですが、スタッフ参加は非常にいい機会になりました!
ペパボから一緒にスタッフ参加してよかったこと、起きた変化
他拠点間の距離が縮まり、リサーチ推進の議論がぐっと進んだ
今回スタッフ参加したmaayaは東京オフィス、ueponは福岡オフィスと、実はそれぞれ違う拠点に勤めています。
2人ともスキルエリアシステムでリサーチを専攻しており、リサーチ推進をテーマにした会でオンラインで話すことはたまにありつつも、事業部・拠点が異なるため接点が多くはない状況でした。
しかし今回のカンファレンスに2人ともオフラインで現地スタッフとして参加し、一緒にイベントを作り上げる体験をさせていただいたおかげで社内での距離もぐっと縮まり、ペパボ社内のリサーチ推進に関する議論をする機会も増えました!
カンファレンス後にスタッフ有志でアーカイブ動画のウォッチパーティ(Slackワイワイ実況つき)を実施した際にも「あれやろう!これ話そう!」と2人の間で話題が盛り上がりました。他のスタッフの方に「同僚と一緒にスタッフ参加するのいいね」と言っていただけたのも印象的でしたね。このテックブログを書くことになったのも、そのウォッチパーティの時のアイデアからでした!
カンファレンススタッフSlackの実況スレでのやりとり
そして現在、2人をはじめリサーチを専攻しているメンバーを中心に社内のリサーチ推進計画の展開・実行しています。
具体的には、ペパボとしての戦略的なリサーチ活用に関する理想像はどんなものかを議論・定義し、その実現のために長期・短期計画を立て、ちょうど取り組み始めたところです。
例えばこれまで部署別に取り組んで蓄積されてきたリサーチ実施のナレッジやリサーチ結果のデータなどを横断して参照しあえるような仕組みづくりを検討したり、特定の部署のPdMやPOと協力してリサーチ活用プロジェクトを試験的に始めたりなど、理想像に向けて活発に動き出しました! Research Conferenceは、個人・組織どちらに対しても大きな影響を与えてくれたと感じています。
カンファレンススタッフとの交流が増え、ペパボにてリサーチボードゲーム会を実施
カンファレンスを機に社外でリサーチを推進する方々とのつながりが増え、いろいろなイベントにお声がけいただく機会も増えました。
8月16日には、カンファレンス発起人のmihozonoさんをオフィスにお招きして「リサーチャーすごろく」というボードゲームのテストプレイ会を実施しました!
ペパボからは部署や職種を問わず、リサーチに興味のある参加者を募りました。当日の参加メンバーは以下の通りです。
- デザイン部(CDO)@kotarok
- SUZURI事業部(PM)@mirute
- EC事業部(ディレクター)@settie
- EC事業部(PM)@hide
- EC事業部(デザイナー)@maaya
- minne事業部(デザイナー)@nemor
みんなで実際にプレイしながら、カードのリアルな事例に対して「これ…本当にあるあるですよね…」という声が続々と上がったり(笑)、「このすごろく、いろいろな職種の人にやってほしい」と前向きな声が多く上がり、事業部や職種を超えて「リサーチやっていき」の機運が高まったとても良い機会でした。mihozonoさん、ありがとうございました!
9月15日(金)にペパボ福岡オフィスでResearch Conference Pop-up in Fukuokaを開催します!
最後にみなさんにお知らせです!
2023年9月15日(金)に「Research Conference Pop-up in Fukuoka」をペパボ福岡オフィスで開催します!
Research Conference2023のアフターイベントは全国各地で開催されており、1回目の京都開催に続いて、2回目となる今回は福岡での開催となります。ペパボからはueponが登壇し、直近で実施したリサーチ事例についてお話する予定です。
ハイブリッド開催のためオンライン配信視聴、オフライン参加どちらも可能です。後日アーカイブ配信もありますので、時間が合わないという方もお申し込みいただけると閲覧可能になります!
ぜひ以下URLより、お申し込みをお待ちしております!