イベント iOS iOSDC

iOSDCパンフレット原稿執筆から得た教訓と醍醐味

イベント iOS iOSDC

はじめに

こんにちは、minne事業部 プロダクト開発チームでiOSエンジニアをしているふみーです。

今回はタイトルの通り、iOSDCのノベルティの中にある公式パンフレットに掲載されている原稿に関してのお話をご紹介できればと思います。

いよいよ今週末からは、iOSエンジニアの皆様が待ちに待った「iOSDC Japan 2023」が始まりますね。私も早く当日が来る事を心待ちにしながらも、この度はスポンサーセッション枠での登壇をさせて頂く事が決定した事もあり、少し緊張して過ごしております。

※iOSDCへの登壇は、 2年振り2回目 となります。

また、GMOインターネットグループとしてブースを出展し、GMOペパボも参加致しますので、良き交流や情報交換の機会となれば嬉しく思います。

今年はパンフレットにも寄稿しました

実はスポンサーセッション以外にも、個人的な取り組みとして、iOSDC2023のパンフレットに2本記事を寄稿しております。1つ目がUI実装等で利用できる工夫に関連するトピックス、そして2つ目がCombineに関する実装方針とUnitTestに関連するトピックスとなっており、紙面の許す限り内容を詰め込んでおりますので、ぜひお目通し頂けますと嬉しく思います。

個人GitHub上に掲載している原稿内容については、バージョンアップ等が発生した場合には、適宜調整や追記も加えております✨

1. 実はそのUI実装や機能はDIYできちゃう!個人的にも活用している実現Tips集

ユーザインターフェースの仕様によっては、OSSを利用すると「痒い所に手が届きにくい」場合あります。筆者が実際に遭遇した場面を紹介しながら、一見面倒に思えるものも必要な部分だけを抽出してみると意外と実現できる例を解説しています。

2. UIKit&SwiftUIとCombineを組み合わせた処理で上手にUnitTestを整えていくアイデア解説

こちらはminneでも導入しているCombineフレームワークとUnitTestに関連する内容になります。Combineを利用した処理におけるViewModelクラス(いわゆるUIとロジック間の結合部分)のUnitTestに関する事例紹介になります。

Combineを利用したユニットテストに関しては自分も以前どうしようかな〜と悩んでいた部分です。

※iOSDCへのパンフレット原稿の寄稿は、 3年連続3回目 となります。

前置きが長くなってしまいましたが、本記事はパンフレット原稿を執筆当時の事を振り返りながら、その中で得た教訓と自分が感じるパンフレット原稿を寄稿する醍醐味についてご紹介をしたいと思います。

執筆期間に得た教訓

私がパンフレット原稿執筆に着手し始めた時は、業務も忙しくなり始めたタイミングでしたので、この時の毎日の日報を振り返ってみると「結構慌てていたな」と思っています。また、今回は諸事情も重なってしまい着手開始がCfP(Call For Proposals)採択通知日(6/22〜)となってしまいました。

記載されていた納品日を考えると2週間ちょっとでしたので、結果としてはシビアなスケジュールを意識して臨む事になりました。そして、その中で得られた教訓をいくつか紹介します。

1. 執筆準備はお早めに

もしスケジュールの前倒しができるならば、前倒すに越した事はないと思います。

「納品日が近づいているのに進捗が出ず、前日に咽び泣きながらやる😢」という状態となってしまっては、とても勿体ないので、プロポーザルを提出した直後から内容や構想を整えて早めに執筆着手を開始すると、気持ち良いスタートダッシュを決められると思いますし、じっくりと時間をかけてクオリティを高めることにも繋がると思います。

【原稿執筆前に着手しておくと良いこと例】

  • 原稿内容に関連する事前調査
  • 組版ツールの環境構築
  • エディタや執筆環境内のフォントサイズや配色設定
  • 図解を作成ツールでの必要な選定

下記は、技術書典5で初めて技術系同人誌を頒布した際の振り返り記事になります。見かけ上は意外と余力がありそうなスケジュールであったとしても、いざ取り組んでみると"想定外"が起こる場合もあるので、その点には注意しておくと良いと思います。

今回は、平日にまとまった時間を捻出するのが難しかったので、土日に思いっきり進捗を出して、平日の空き時間で細かな部分に関する確認をする形で進めました。

【原稿執筆期間中の土日過ごし方】

  • 6/24~6/25: 👨‍💻友人が主催する開発合宿に参加
    • 1つ目の原稿を書き切る目標で、目標達成!
  • 7/1~7/2: 🏝️ラストスパート
    • 2つ目の原稿を書き切る目標で、知り合いの自習会に顔を出して、7ページ程を進める
    • ロスタイムでラクーアに篭って、原稿自体を完成させて目標達成!

2. 原稿執筆のあるあるを知っておく

私が原稿を進めている時に、よく遭遇する「あるある」を3点をピックアップしました。

  1. 原稿でページ数を埋める事をまずは考えるんですが、進んでいくとコードや図解が入ってくるので終盤になると分量がオーバーしがち
  2. 組版ツール設定や環境アップデートには注意が必要なので、執筆前には整えておかないと最後に慌てがち
  3. 執筆後はレイアウト崩れ・書き忘れた事項・校正作業に加えて、フォントや図解等の発色確認やレイアウト余白等の空き具合を考慮するために、紙面で印刷 or PDF化をこまめにしないと入稿後作業が発生しがち

この様に、技術文書にはソースコードの一部や図表を掲載することも多いので、いざ紙面に書き出してみると思っていた仕上がりと違う場合があり、その点には注意が必要です。

早めの執筆準備と併せて、表示やレイアウトがこまめに確認できる様に整えておくと良いと思います。

3. 普段からネタを小さく貯める

平素の開発等で記載するドキュメント類やネタをNotionやZennのスクラップ機能を活用して、こまめにストックする様に心がけると良いと思います。 情報収集した成果を小さな粒度でまとめたり、余力があればドキュメント作成時に簡単な説明用の図解等を作成する様な習慣をつけておくと、原稿執筆に早さを出す事ができると思います。

余談. この反省を生かしたスポンサーセッションの資料作成のスケジューリング

業務との両立を意識しながら、できるだけ短期間で資料作成を仕上げるために、下記の様な流れで進める事にしました。 原稿の目処が立ち、一段落した7/3以降から本格的に資料作成に着手し、7月の連休明けの週に完成まで持っていけるようなスケジュールを意識して取り組みました。

【Load to Sponsor Session】

  • (Phase1) 6/28~7/3: 👨‍💻原稿の片隅でひとり戦略会議
    1. 過去イベントでのスポンサーセッション登壇を「GMO Developers」で予習する。
    2. タイトル・概要を決める。
    3. 内容と発表全体の流れをノートに書き出して草案を作成する。
  • (Phase2) 7/3~7/21: 👨‍💻業務後の時間を活用して資料作成
    1. 発表資料で利用する媒体資料やフォーマット等の確認
    2. 登壇資料&トークスクリプトの作成
  • (Phase3) 7/22~8/1: 👨‍💻内容の最終チェックと事前収録
    1. 部署内で資料掲載内容の最終確認
    2. 事前収録

iOSDCのパンフレットに寄稿する醍醐味

私の場合は、何と言っても 「自分がまとめた知見が紙として形に残る嬉しさ」「どなたかのお役に立てる内容を書けた達成感」 の2つかなと思っています。原稿を書き切った直後は、「しばらく原稿は良いかな〜」と思うんですが、いざノベルティが届いてパンフレットを開いて自分の記事を目にすると、「また来年もやっていくぞ!」という気持ちになります。

思わず「最高!』と叫ぶ程に原稿を書き終えた後の達成感はなんとも言えないものです。

そして、パンフレットに寄稿した内容もセッション同様にフィードバックを頂くのですが、毎年コメントでポジティブかつ嬉しい内容が多いので、毎年の励みとなっております。

まとめとしてお伝えしたいのは、 パンフレットに寄稿する原稿の執筆、怖くないし、楽しいよ、なので、是非ともチャレンジしてみて下さい! という事です。

iOSDC期間中はよろしくお願いします!

トークを聞いた感想やパンフレット原稿を読んだ感想についても、是非フィードバックを送って頂けますと嬉しく思います。

iOSDC期間中の3日間は、私やminneのモバイルエンジニアも現地にいます。

セッションを拝聴したりGMOインターネットグループのブースをお手伝いをしていると思いますので、もしお見かけした際はお気軽にお声掛け頂けると幸いです。 当日はよろしくお願い致します。

GMOペパボのマジックキューブもお手に取って頂きありがとうございます!

余談になりますが、GMOペパボのマジックキューブが好評だった様で遊んで頂きありがとうございます。難易度がめっちゃ難しいのですが、空き時間や気分転換等でご活用くださいませ😄

※早速togetterにもまとめられていました!