こんにちは、EC事業部のやんまーです。 9/24,25の2日間、大田区産業プラザPiOで開かれたPHP Conference Japan2022にて、GMOインターネットグループのスポンサーセッションにて、17年続くWebサービスを改善する 〜新卒2年目からみるカラーミーショップ〜と題して、ほみるんと一緒に登壇しました。
本記事では登壇の前後をレポートします。
登壇内容
カラーミーショップの開発運用の現場を、新卒2人の視点で紹介しました。
前半は、「切り取り方を工夫してアプリケーションを漸進的に改善する」と題してやんまーが発表しました。 サービスを直接開発運用する事業部のエンジニアの立場から、カラーミーショップで実践されている、アプリケーションエンジニアとしての漸進的な改善手法について、以下の2つの例を紹介しました。
- モダンWebフロントエンド開発環境の漸進的な導入としてのCustom Elements
- Feature Toggleの活用と管理
登壇の内容は、書き起こしの記事「PHPカンファレンス2022登壇レポート【前半】」でご確認いただけます。
後半は、「カラーミーショップの改善におけるSRE活動について」と題してほみるんが発表しました。 全社横断のエンジニアリング組織としてカラーミーショップで実践しているSRE活動について、以下の内容を紹介しました。
- カラーミーショップにおけるSRE活動
- SLI/SLOを用いた改善活動の事例紹介
登壇の内容は、書き起こしの記事「PHPカンファレンス2022登壇レポート【後半】」でご確認いただけます。
登壇の感想
物理的なカンファレンスで合計60分のセッションを話すことは、登壇者2人ともはじめての経験でした。 準備や当日の登壇を通して感じたことや学びをいくつか紹介させていただきます。
スピーカーノートを書く
ここからは、ほみるんから2つ、登壇の感想を紹介いたします。 自分は昔から早口になってしまう事が多く、今回の登壇の場でも同じように早口になってしまうのではないかと危惧しました。そこで今回はスピーカーノートをしっかりと書き込み、当日はそれを読み上げることにしました。
普段、LTなどを行う際は、スライドだけを用意してその場で考えながら発表することが多かったのですが、30分という長い時間の発表ということもあり、落ち着いてスピーカーノートを読みつつ発表するという形式を取りました。
レビューしてもらえる環境
登壇することが決まったあと、社内の様々な方から「資料が出来たらレビューするよ」と声をかけていただけました。 実際に発表資料が完成しタイミングでレビューをお願いしたところ、以下のような、様々な学びを得ることができました。
- アウトラインの段階でレビューを依頼したほうが良い
- 想定ターゲットと内容の乖離
- スライドの文字の大きさ
初めての大きな場での登壇ということもあり、不安も多かったのですが、話の構成から内容、スライドの文字の大きさ、好ましくない表現や定義の解釈違い、ターゲットへ正しく伝わるかどうかなどを社内でレビューしてもらえるのは本当にありがたかったです。
ハッシュタグを案内する
あらためて、やんまーから1つ、登壇の感想を紹介いたします。 今回の発表で良かったことの一つに、スライドに組み込んだハッシュタグでのツイートの案内が挙げられます。 PHP Conference Japan 2022全体で推奨していたハッシュタグ #phpcon #phpcon2022 #TrackA をつけてツイートするお願いを、以下のようにスライドの中でも案内していました。
また、当日の質疑応答はTwitterに一本化することで、当日あたふたしてうまく質疑応答ができないというトラブルを避けました。1
発表のおわりにツイートに触れることで聴講者との一体感を味わうことができたと考えています。 スライドで案内したことが功を奏したからか、当日はたくさんのツイートをしていただきました。 質問を追いきれなかったほどだったので、質問専用のハッシュタグを準備すると、なお良かったかもしれません。
おわりに
発表が始まるまでは、聴講者に何かを提供できるだろうか、多くの厳しい批判や指摘を受けるような内容になっていないだろうかなど、2人とも不安を抱えながら準備をしていました。 しかし実際は発表に関するポジティブな反応を多くいただけて、PHP Conference Japan 2022に参加された方々やPHPerのコミュニティの温かさを感じました。 発表を聴いてくださった皆様、ありがとうございました。
また、発表が終わった後は他の方々の発表を拝聴していましたが、発表のそれぞれが大変勉強になり、とてもおもしろく興味深い2日間でした。 これからもPHPを使ったりPHPを書いたりしながら、またWebアプリケーションを開発し運用しながら、コミュニティにも関わっていきたいと思っています。
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のちほどのセッションをみてみると、運営側で聴講者にマイクを渡しての質疑応答の準備をされていたようでした。実際にはあたふたしなかったかもしれませんが、事前準備は心の安心感につながりました。 ↩