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バーチャルお産合宿を開催しました

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こんにちは。EC事業部のtichiseです。この記事はEC事業部ブログリレーの 8日目の記事で、 7日目はしおりんによるCREチームに配属になって、カラーミーショップを駆け巡った話でした。

本記事では、年末にペパボバーチャルオフィスでバーチャルお産合宿を行った狙いから、準備の進め方、実際に行った感想、最後に今後やっていきたいことを紹介します。コロナ禍でパートナー同士のコミュニケションに課題を感じている方の参考になれば幸いです。

ペパボバーチャルオフィスとは

GMOペパボは2020年の1月後半から在宅勤務を実施してます。段階的に在宅勤務体制を変更していて、1回目の緊急事態宣言の発令以降はほとんどの職種が在宅勤務をしてます。

在宅勤務でオフィスに集まれなくなったので、代わりに集まる場所として私が個人で作ったのがペパボバーチャルオフィス(非公式)です。ペパボの東京オフィスを模したものをUnityで作成して、バーチャルSNS cluster上にアップロードし、ペパボのパートナーや社外の方が自由にログインできるようにしてます。

下のURLからログインできるので、興味がある方はログインしてみてください。

GMOペパボ バーチャルオフィス|バーチャルSNS cluster(クラスター)

ペパボバーチャルオフィスについては、以前にLTをした時の資料があるので、興味があればそちらも読んでください。

GMOペパボのバーチャルオフィスをclusterで作った話 - Speaker Deck

お産合宿とは

GMOペパボが2007年から毎年行ってる開発合宿です。開発合宿と聞くとエンジニアが集まって、黙々とサービスを作るものをイメージするかもしれませんが、ペパボのお産合宿は、いろんな職種のパートナーが集まってチームを組んで、1泊2日で何かしらのアウトプットをし、イベントの最後に作品の品評会を行うのが特徴です。

バーチャルお産合宿とは

今年はコロナ禍でいつもの形式の宿に泊まって行う合宿が行えなかったので、ペパボバーチャルオフィスをお産合宿仕様に変更して、ポスターセッション形式でイベントを開催しました。

展示者の方には、常日頃作ってるものについて説明したポスターを3枚用意してもらって、それをバーチャルオフィスに並べて展示して、社内の方に自由に見てもらえるようにしました。

観覧者の方には好きなタイミングでclusterのアプリからペパボバーチャルオフィスに入ってもらい、アバターとなって自由に見て回るようにしました。

この企画を発案したのは総務のみなさんで、私は総務の考えた企画を実現するためバーチャル会場の作成担当として運営に関わりました。

お産合宿とバーチャルお産合宿の比較

バーチャルお産合宿を行った狙い

ペパボは「もっとおもしろくできる」を企業理念としてますが、お産合宿はそれを形にする機会として、これまで続けてきました。

貴重な機会を、コロナ禍で途絶えさせてしまってはいけないと思ったので、今回は形を変えてお産合宿を行いました。

会場設営中の様子

展示物設置前のバーチャルオフィスの様子です。事前に展示ブースに採番したダミー画像を嵌め込んで、運営メンバーや展示者の方に展示イメージを共有しました。実際に見ていただいた方が伝わると思ったので、出展者向けに見学ツアーも行いました。

バーチャルお産合宿 会場設営中の様子1

バーチャルお産合宿 会場設営中の様子2

ダミー画像を正式な画像に差し替えた後の様子です。展示者 1人に1テーブルを割り振って、机の上に3枚のポスターを配置しました。

バーチャルお産合宿 会場設営中の様子3

バーチャルお産合宿 会場設営中の様子4

イベント当日の会場の様子

イベントは社内限定公開で14:00から18:00の計4時間行いました。clusterのイベント機能は開場時刻から4時間で自動的に終了し入室できなくなるので、その時間をそのままイベントの開催時間にしました。最後の30分くらいは人が疎らだったので、開催時間はこのくらいでちょうどよかったです。

質疑応答については、会場内に運営スタッフを必ず1人配置して、常に質問に答えられるようにしました。clusterのコメント機能だと情報が流れてしまうので、当日はSlackでスレッドを立てて、そこでも展示者や観覧者からの質問に答えられるようにしました。当日にはじめてログインを試した方から、ログイン方法について聞かれることが多かったですが、それ以外は特に大きな混乱はなかったです。

展示者の方からは、「これまでのお産合宿は少し敷居が高くて参加しづらかった。今回は参加ハードルが低くて、ペパボのパートナーに自分が普段何やってるか知ってもらえたのがよかった」といっていただけました。宿にこもってチームメンバーと意見をぶつけ合いながら開発する合宿を求める人がいる一方で、今回のようなカジュアルなアウトプットを発表する場を求めてる人もいることが分かりました。

見学者の方からは、久々にオフィスに出社していろんな人と会話ができて楽しかったといっていただけました。みんな、リアルのオフィスでのコミュニケーションに飢えてるので、それを擬似的に再現して、楽しんでもらえたのはよかったと思います。

今後やっていきたいこと

ペパボでは既に内定者懇親会や飲み会、動的ストレッチなどのイベントをバーチャルオフィスで行ってきました。今回のバーチャルお産合宿で、全社を巻き込んだイベントもバーチャル上で開催できることが分かりました。今後は総務や人事が扱うより大規模なイベントでもバーチャルオフィスを活用できればと考えてます。

最後になりますが、今回一緒にお産合宿の運営をした総務のみなさん、色々自由にやらせていただいて本当にありがとうございました。あと、展示していただいた皆さんありがとうございました。