はじめに
こんにちは。SUZURIのエンジニアの sayhaです。4月に入社しモバイルアプリの開発をしています。
面接、入社、業務の全てをリモートで行いましたのでその際の流れやペパボに入ってよいなと感じたことをご紹介させていただきます。リモートでの入社やリモートワークを検討されている方、ペパボにご興味のある方などの参考にしていただければと思い書いていきます!
フルリモート入社の流れ
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ペパボ認知
入社前からpaperboy & co.の名前で存在は知っていました。
2000年代、バナー広告で「ロリポップ!レンタルサーバー」のロリポおじさんを頻繁に見ていたのでその異常な存在感は私の脳裏に刷り込まれ、奥の方に滞在していました。今もずっといます。
2013年にはロリポップが行なっていた限定発売していたプラン、"ず〜っと無料プラン"を契約しました。買い切りでレンタルサーバーを借りられるという言葉にしても矛盾していて面白いと思います。
ものづくりが好きなので何かしらを作り、それを共有する場として何かに使えるだろうとすぐに契約したのを覚えています。
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選考前
契約したプランは個人制作アプリで参照するWebページや開発ブログに使うなどユーザーとして活用していました。それからだいぶ時は流れ2020年1月。
2019年年末年始にいろいろと考え思い立った私は転職エージェントに相談し、いくつか企業を紹介してもらっていました。
知人からペパボがいきいきと楽しくものづくりしているという噂は聞いていたので、ペパボとロリポおじさんのことはずっと頭にあり求人募集をしていたらよいなと思っていました。
紹介してもらった企業の中にペパボの名前があったときは「良い!!」と思いました。ロリポおじさんはすっかりスタイリッシュになってiPodのCM風になっていました。
並行してスキルシート作成を進めエントリーの準備をしました。転職が3回目だったのである程度下地は出来ていたのでスムーズに進められました。
その頃周囲の人から面接がリモートで行われたと言った話を聞いていましたが、そのような企業もあるんだなぁと自分がリモート面接を行うとは思っていませんでした。 -
エントリーから面接まで
転職情報サイトや元同僚から企業の詳細情報を集めてエントリーする企業を比較・検討し、ペパボを含め何社かにエントリーし面接へと進みました。 途中で転職エージェント担当さんよりペパボでの1次面接がリモートでの面接になると連絡が来ました。
人生初めてのリモート面接だったので一瞬パニックになりかけましたが、そんなに対面と変わらないだろうと考え直し、拒否反応はありませんでした。
エントリーした他の企業での面接は通常通り対面で行われましたので、コロナ禍でのGMOインターネットグループのリモート移行はとても俊敏でした。 -
内定から決定まで
面接が決まった企業との面接を行い、次の面接用に話すことをまとめ、前職でも働いていて、1歳の息子も元気いっぱいだったのでつらかったです。
リモート面接を行った感想は面接会場への移動がなく場所も自宅なので襟を正すのが難しく戸惑った反面、家だと対面での面接より気張らずに行うことができたため、やり辛いのとやり易いのが半々でした。
無事内定をもらいペパボに入社となりました。 -
入社後
入社初日は会社に行く予定となっていましたが政府から緊急事態宣言が発出されたこともありリモート入社となりました。そしてそのまま業務もリモートワークとなりました。
10年近くオフィスで勤務していたので当初結構なやりづらさを感じていたり、入社したてでもあったのでなかなか環境に慣れず、試行錯誤をして順応しようとしていました。
ただ入社時にはメンターの方などにオンボーディングを実施してもらっていたので、リモートだから情報量が少ない、分かりづらいなどもなくスムーズに業務に携われるようにサポートしていただいて助かりました。
また最初の数週間チーム内でGoogle Meetを使い常時繋いでいる状態としていただいたことで、オフィスの隣の席でサポートしてもらっているような形にしてもらったことでリモートでのやりづらさが軽減し有り難かったです。
またペパボでは6月に「テレワークを基本とした勤務体制へと移行」が発表され、よりリモートでの業務が基本となり自分がリモートの波に乗っていることを実感しました。
その頃から数回出社を行いチームの人と初めて対面での顔合わせも行えました!
日々の業務でペパボでズッキュンだったこと
1. 社内のツール活用がすごい
社内の情報量が多く、入社して驚いたことはSlack, GitHub Enterprise(以下GHE), Scrapbox, Notionなどツールがふんだんに使われていたことです。 パッと上げただけでも以下のように多くの情報が集まる場所がオンライン上にあり社内のアセットとなっていて情報量がすごいです。
Slack
チャンネル数が多く800ほどあり現時点で自分が参加しているものだけでも60あり、情報量が多い!と衝撃を受けました。
インターネットと同じく情報の取捨選択をする必要があり、入社後暫くは全チャンネルの発言をチェックしていたので頭が飽和状態でした。
またプライベートチャンネルの作成は申請が必要で個人情報を扱う場合などの一部の利用に限られていてオープンチャンネルでのやり取りが徹底されており業務上の疑問も検索すれば情報を得られる事が何度もあり社内に資産としてノウハウが貯まっていました。
自分も社内での情報は極力オープンに共有すべきだと思っていたので、実践出来ていることがすごいと思いました。
GHE
エンジニアの方だけでなく全社的に使われていてデザイナー方もPRレビューを行いコードを修正などもしていたり、サービスのお問い合わせ対応などもGHE上で行われていました。
ソースコードの管理だけに留まらない有効活用がなされていて、全てがバージョン管理されていて感動しました。
評価資料
組織内の人事評価についても評価資料を記載しPRレビューでフィードバックをもらいながら進められています。
社内規定
社内規定なども管理されていて、総務の方がMarkdown形式で編集し随時アップデートが行われています。
各種アカウントの管理など
Slackのグループ管理、パスワード管理ソフトの権限管理などもPRで行われています。
Scrapbox
またSUZURI事業部ではScrapboxといった共有ノートツールが活用されており、手軽に投稿出来る強みを生かし多くの社員さんが次々に情報を共有する文化となっていました。
日報・機能検討・施策振り返り・メンバーの何気ない趣味情報と幅広く沢山の情報が共有されており、少しでも共有した方がプラスになることを目に見える場所に共有していく方針になっているのだと感じました。
自分も機能開発を行う上で情報共有やログとして積極的に記載することを実践しています。
2. リモートワークの順応力がすごい
リモートワーク移行前を知らないので比較は出来ないのですが、ツールの活用度合いが高いことからも想像しやすいように情報のオープン化・技術スタックの蓄積・業務手続き方法の明確化などがされていて業務上必要な手続きやコミュニケーションはリモート業務でも対面と遜色なくスムーズに行えていると感じました。
3. 社内のメンバーがすごい
現在私がお世話になっている方を何名か紹介させてもらいます。
shunshunさんすごい
iOSアプリの設計・実装をされてます。自分では思いつきそうにない理にかなった設計思想のもと作られていて、自分にも取り入れていきたいと思わせてくれます。
またモバイルチームが今後やっていくべき方向性を言葉匠に言語化してくれて実装面のリードをしていただき、自分が実装を進めるにあたり抽象的で曖昧な部分を明確にしてくれています。勉強になります!
tokkyさんすごい
社内でFlutterのハンズオンを行ったので、資料を公開します - ペパボテックブログ など
Flutterでのモバイルアプリ開発をバンバン進める傍らイベントへの登壇など情報発信していてすごい。
モバイルの開発、サーバーサイド・API開発、新人研修などをマルチにこなされています!
joshさんすごい
iOSのことを聞くとなんでも教えてくれます!
相談している内容が全社に関わる内容の場合はすぐに周りを巻き込み問題定義をされていました。
解決策を沢山提案していただきいつもありがたいです。
チームで夕会を行っている様子
モバイルアプリ制作に関わる方で毎日夕会をGoogle Meetで行なっています。
リモートワーク下でのコミュニケーションの場です。
まとめ
リモートワークが進んでいく中でフルリモートで入社してみて、ペパボではどんなことを行なっていてどんな会社なのかを紹介させていただきました。
リモートワークを開始し6ヶ月ほど経ちますが今まで培ってきたオフィスでのコミュニケーションから一転しました。
リモートでの立ち振る舞いを考えたり、運動不足で節々が痛くなったり、代わり映えのない景色で新鮮味がなくなるなどさまざまな状況の変化に試行錯誤の日々です。徐々に環境にも慣れてきたのでより良い機能開発を行っていければ思います!
記事を読んでいただいた方もリモートワークの検討や試行錯誤されている方などもいらっしゃると思いますが何かの参考していただければ幸いです。