こんにちは、CTOのあんちぽです。最近面白かった本は、三浦哲哉『食べたくなる本』です。
ペパボのエンジニアリング全般についてお話をする機会があったので、簡単に内容を紹介します。
トークで話した背景と内容
今年の2月に鹿児島オフィスを立ち上げまして(経緯)、そちらでも採用強化をしています。その一環として、昨日(2019年8月21日)に、「ペパボ鹿児島ぶち上げ隊募集!〜エンジニアUIターン説明会〜@東京」と銘打ったイベントを行いました。
そのイベントで、僕は「GMOペパボのエンジニアリング」というタイトルで、以下の資料を使ってお話しました。
鹿児島オフィスチームは、東京・福岡オフィスのメンバーとチームになってサービス開発をするので、ロケーションによって「エンジニアリング」の内実が変わることはありません。ですので、僕のパートでは、特に鹿児島だから何かあるわけではなく、ペパボ全般のエンジニアリングについてお話しました。
トークで話したことの補足
本トークでは、ペパボのエンジニアリングについて、以下の3つの観点で整理・説明しています。
- エンジニアリング領域
- エンジニアリング文化
- エンジニアリング組織
エンジニアリングというのは、当然ですが、どういう対象を扱うかによって、よりよいやり方は変わっていきます。ペパボの場合、ホスティングから金融に近い事業まで、会社規模からするとかなり広範囲に事業をしているため、技術スタックもそれに応じて深くなっています。
そういう背景に基づいて、どのような文化が望ましいかというあり方も影響されていきます。すなわち、広い事業領域を通じて共通する価値観を強く持つということもありますし、それだけ深い技術スタックすべてをまかなえるひとはいないので、誰もが誰にでものっていき、教えを請い学んでいくというようなことです。
さらには、組織的・制度的な下支えも必要です。望ましいアウトプットについて、文化として奨励するのと同時に、公式にも評価していくような制度を用意しています。また、エンジニアがそうした望ましさを十分に発揮できるよう、昨今のサービス開発の複雑性に対応して、エンジニアリングのマネジメントラインも2016年から整備しています。
世に「よいプラクティス」のようなものはいろいろと喧伝されているわけですが、何かひとつを実践してみるというよりは、自分たちの扱う領域は何で、そのためにはどういう文化・組織づくりが必要なのかを考え、そのどこに対してプラクティスの適用が有用なのかを考えて行くとよいのだろうと思います。
おわりに
そんなわけで、ペパボでは東京・福岡・鹿児島オフィスのそれぞれでエンジニアを積極的に採用しています。ぜひ採用サイトからご連絡ください。鹿児島にUIターンしたいという方も、いまだと開発チームの立ち上げにもたずさわれて、お得だろうと思います。