こんにちは、技術基盤チームの@r_takaishiです。GWはひたすらFactorioをプレイしていました。とにかく人間がボトルネックになってヤバい。この記事では2019年4月16日(火)に開催されたCloudNative Days Fukuoka 2019(CNDF2019)のレポートをします。
CloudNative Days Fukuoka 2019 Meetup
前夜祭がLINE Fukuokaさんの会場で開催されたので、参加しました。この前夜祭ミートアップはLTイベントだったのですが、ペパボメンバーとして @pyama が ArgoCD について、 私がKubernetesのCustom Controllerについてトークしました。この前日に開催された技術書展で頒布されたクラウドネイティブ関係の書籍プレゼントなどもあり、とても盛り上がりました!
4/16: CloudNative Days Fukuoka 2019
翌日がいよいよCNDF2019です。会場はアクロス福岡というところで、なんと建物の南側が山になっていました。ここは実際に上まで登ることができ、休憩中に登ってみたのですがとても見晴らしが良かったです。
会場入り口の様子です。各スポンサーのブースやコーヒーブースがありました。写真には写っていませんが、反対側には休憩スペースがあってPCの充電などもできました。
会場で受付をすませると、ノベルティであるトートバッグをいただきました。GMOペパボはトートバッグスポンサーとして協賛しており、トートバッグの片側にはペパボのロゴと社名が。ちなみにこのトートバッグは底のマチが広く、収納力抜群で便利です。嬉しい!
CNDF2019はウェルカムトークとKeynoteセッションを大きな部屋で行なった後、部屋を2つに分割して2トラックでセッションが進みました。
最初のKeynoteとして「飛び込もう、Cloud Nativeの世界」という発表がPivotalの草間一人さん(@jacopen)から行われました。CloudNativeとは何か?というテーマについて、「クラウドは人間を強化する」「マインドセット」という観点で話していました。現在、ペパボでもKubernetesの導入を進めていますが、Kubernetesに固執するのではなく人間が行う手作業を減らすために何をすればいいか?という観点を常に持つ必要があるなと思います。
印象に残ったセッション
今回のカンファレンスでは素晴らしいセッションが数多くありましたが、一番印象に残ったのはサイボウズ山本さん(@ymmt2005)の「NoOpsを目指してKubernetesネイティブな物理データセンターを作る」でした。
これは、サイボウズのインフラを刷新するプロジェクトであるNecoについての紹介です。Cybozu Inside OutやミートアップなどによりNecoについては知っていたのですが、今回プロジェクトを始めた経緯や方針、原則などを一通り知ることができてとても良かったです。特に、設計原則として「Be Declarative」「Define by Software」「Test Everything」を挙げているのですが、さらっと仮想DCの構築ツールから作って全てテストできるようにしたと言っていてめちゃくちゃ格好良かった。
Ask The Speaker
今回、GMOペパボからは @linyows が登壇しており「KubernetesとHashiCorp Vaultで作るCloudNativeな秘密情報管理」タイトルでトークしました。残念ながら私は聞けなかったのですが、セッションの後Ask The Speakerコーナーで参加者とのディスカッションが盛り上がっていました。入り口近くにコーナーがあるので、気軽にお話しできるところがいいなと思います。
コミュニティ集合!福岡クラウドネイティブエンジニアのぶっちゃけ座談会
カンファレンス最後のセッション2つのうち、座談会が予定されていたのでそちらもみてきました。Serverless、Rancher、インフラ、Kubernetesといったコミュニティメンバーによる座談会で、福岡のコミュニティの多様性を感じることができました。CloudNative、というテーマについて様々な切り口からの意見が飛び出ていたのも印象的です。
おわりに
CloudNative Days Fukuoka 2019の雰囲気は伝わったでしょうか。今回チェアーを務めた@udzuraがAfter Partyで「来年もやるぞ!」と宣言したので来年も福岡で会えるはずです!そして次は7月のCloudNative Days Tokyo 2019です!みなさん東京で会いましょう!