CTOのあんちぽちゃんです。こんにちは。
主に管理系のマネージャーたちを中心に、毎月1回「マネジメント力向上読書会」を行っています。持ち回りで本を選んで、内容を紹介したりディスカッションのファシリテーションをしたりという取り組み。今回、僕の番がまわってきたので、『超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト』を選んでみました。
この本はとても面白いのは間違いないのですが、話題が多岐にわたっているため、読了感が「なるほど……?🤔」ということになりかねません。そこで、ワークショップを行うことで、具体的かつ自分の問題として考えてみることにしました。また、マネージャーが中心の読書会なので、マネジメントを切り口に「超AI時代」について考えてみます。
スライド
導入部分については上記のスライドをご覧ください。この本が扱う多岐にわたる話題のうち、「ワークアズライフ」と「ストレスマネジメント」にフォーカスをあて、それらを実現するためには、
- 差別化された人生価値
- 報酬系の構築
が必要であるという本書の主張に沿って、ではそれって自分たちにとってはどういうことなんだろうね?というのを考えたのがこのワークショップです。
ワークショップ(1)「差別化された人生価値」
この本では「ブルーオーシャンを探そう!」といわれるのですが、それだけだとなかなか見つけることもできないので、藤原和博さんの『 藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』を参考に、ワークショップを設計してみました。つまり、得意分野(上位20%に入るような)を3つ掛け合わせれば、それは「ブルーオーシャン」足り得る希少性になるのではないかというものです。
結果は上記の写真の通り。得意分野①がそれぞれの現在の職務に直接関係するものであるのはもちろんとして、得意分野②は幅を広げるようなスキルが多い。他の参加者について書く得意分野③は、まきこみ系のスキルと、プログラミングに関するスキルが多く見られました。
ワークショップ(2)「報酬系の構築」
続いて、ストレスが発生しがちな問題を、報酬系のループとして記述するワークショップです。単に「仕事だから」とこなすだけの思考ではなく、ストレスフリーに、かつ、継続性を持って自分が、みんなが取り組めるためにはどうしたらいいか?という発想。これはみなさんなかなか苦労したようですが、ああでもないこうでもないと、大いに盛り上がりました。
結果は上記の写真の通り。特に、お題②に対する報酬系の記述が、インセンティブゲームの発想で、まさに狙った通りのものになりました。
おわりに
落合陽一さんの本を読んで、そこから新しい働き方を考えていくという試みを行ってみました。今回のワークショップにとどまらず、それぞれの持ち場において、
- 差別化された人生価値ってなんだろう?
- この仕事、報酬系として記述できないかな?
と常に頭をめぐらしていくことが必要だろうと思います。