インターンシップ

GMOペパボ サマーインターン 2023 参加記(りゅうせい)

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GMO ペパボ サマーインターン 2023 参加記(りゅうせい)

こんにちは、2023 年サマーインターン生のりゅうせいです。この記事では、2023 年 7 月 24 日から 8 月 4 日までの平日 10 日間、GMO ペパボで行われたサマーインターンシップに参加した感想を書きます。

インターンシップの概要

募集ページはもう close されていて見られませんが、このような内容が書かれていました。

インターンシップの内容 GMO ペパボの EC 関連サービス(カラーミーショップminneSUZURI)における課題に合わせて、データ分析基盤と機械学習を活用した、機能の改善や新機能の開発業務を担っていただきます。 現在、GMO ペパボでは商品を作成・販売するクリエイター・事業者と、商品を購入する消費者の両方に向け、機械学習を利用した機能の開発を進めています。 (参考:GMO ペパボ、AI(ChatGPT)を活用したマーケティング支援機能を EC 関連 3 サービスにて提供開始 ~ AI テクノロジーを活用した研究・開発を加速~。) インターン期間中は、GMO ペパボの持つ技術やデータに実際に触れていただき、会社のミッションである「人類のアウトプットを増やす」ことに繋がる機能を、GMO ペパボのエンジニアとチームを組んで取り組んでいただきます。

使用言語・バックエンド: Ruby(Ruby on Rails)または PHP ・フロントエンド: JavaScript または TypeScript ・データ分析・機械学習: Python

他にも、最終日は渋谷のオフィスで行われること、交通費・宿泊費が支給されること、時給が 1500 円であることなどが書かれていました。

このインターンシップに応募した理由と選考過程

私は魔法のスプレッドシートでこのインターンシップを見つけました。

募集ページ

魔法のスプレッドシートには非常に多くの会社のインターンシップ情報が掲載されていますが、私は以下の理由から応募することにしました(順不同)。

  • 知っている会社であること、知人が働いており働きやすいとの話を聞いていたこと
  • 10 日間のインターンシップであること
  • 会社のミッションも自分の思想と合致していると感じたこと
  • 期間が他と被らないこと
  • 交通費・宿泊費が支給されること
  • 時給が発生すること
  • 使用する言語に好きな TypeScript があり、バックエンドの Rails は詳しくなりたいと思っていた
  • SUZURI、minne、カラーミーショップのいずれかの本番環境に触らせてもらえること

特に最後のが一番魅力的で(他の会社だとなかなかありません)、結構しっかり ES を書きました1

面接本番では 2 人のエンジニアが対応してくれました。私はインターンシップのエンジニア面接の作戦として、会社はエンジニアリングが大好きな人を求めていることと、自分がパソカタオタクであることを生かして、好きなことを出来るだけありのまま話すようにしました。つまり、私は自分が話したいことを友人に話すような感覚で話したので、面接対策とかは一切しませんでした。それどころか面接は大学の研究棟の 6 階の端のベンチでやりました2。結果的にかなりリラックスして挑めたと思います。

それと、うろ覚えの記憶ですが、面接ではこの辺りの話が話題になった気がします。

  • なぜ応募したのか
  • 将来的にどのようなことがしたいか
  • 最近の生成 AI について思っていること、生成 AI を用いた開発経験
  • (私の ES の内容に関して) ボランティアの脆弱性診断をしていた時の話
  • (私の ES の内容に関して) 競プロの話
  • (私の ES の内容に関して) CTF の話

多分もっと本質的な深い質問もあったのでしょうが、面接はこのブログを書いている 3 カ月くらい前のことなので忘れてしまいました。

インターンシップで期待してたこと

以前から BtoC の Web のバックエンドには少し興味があり、その本番コードを触らせてもらえるのだからそれだけで十分でした。しかも知っているサービスのバックエンドならより楽しめそうです。ついでにインターン生同士や社員との交流や、今後のキャリアのことを考えるきっかけになればいいと思っていました。

結果的に期待していたこととしては 100%満たされました。

オンライン期間(7/24~7/28, 7/31~8/3)

1 日目

まず最初にオリエンテーションが行われました l。ペパボパートナー(=ペパボ社員)とインターン生の自己紹介から始まり、10 日間の流れや会社についての説明が行われました。本インターンシップでは PC を貸与いただいていたので、その後の午前中はセットアップを行いました。かなり嬉しかった点として、PC は US キーボードの M1 Mac(16 インチ)で「ありがたい…🙏」ってなりました。

また、私はminneのチームに配属されました。(SUZURI とカラーミーショップも一緒ですが)minne のチームのインターンシップではインターン生 2 人に対してペパボパートナー 2 人が対応してくださりました。同じチームのインターン生のもう一人は、はるさんで、機械学習系が専門領域でした。私は Web やセキュリティが専門領域なのでうまくかぶる事なく互いに補完しあうことができました3

午後からは 10 日間(正確には初日の半分はオリエンテーションなのと、最終日は成果発表なので 8 日半)で開発する内容についての説明がされました。私たちは最終的に「minneAI アシスタント(β)」を開発しました。このタイミングで minneAI アシスタントを作成すること、どのような技術構成で開発するか、どのような API スキーマでやり取りするか、ユーザーの操作画面はどのようなものか、インターンシップ 9 日目にリリースすることなどが説明されました。

TwitterのAIアシスタント リリース情報

これは「Pepabo Tech Portal」や「Wappalyzer」などから得られる情報ですが、minne はバックエンドに Rails、フロントエンドに Rails と Next.js(ページごとに異なる)、API のクエリ言語およびランタイムとして GraphQL を採用しています。私は、Next.js をいくつかの趣味開発アプリケーションで採用していましたが、Rails は数年前に Hello World をした程度、GraphQL はクライアントからのリクエストを書き換えたことがある程度4でほとんど触ったことなく、スケジュールを加味して少し不安でした。

2~4 日目

この辺りでは minne の環境構築をしていました。しかし、これがかなり苦労しました。社員さんの環境では動くのにこちらの環境では動いたり動かなかったり、さらには docker-compose のバグを踏んだりしました。 結果的には最近 commit された環境構築関連の設定にミスが見つかり、それを修正する PR を作成する機会までいただけました。

5~9 日目

この辺りでは「minneAI アシスタント(β)」の開発を行っていました。最初 3 日くらいでバックエンドを、残り 2 日くらいでフロントエンドを作成しました。 詳しい機能については「minneAIアシスタント」に作品タイトル・説明文の生成機能を追加しましたをご覧ください。 今回作成する「minneAI アシスタント(β)」は以下のような流れで動作します。

  1. ユーザが商品の特徴を記入して「minneAI アシスタント(β)」にリクエストを投げる
  2. 「minneAI アシスタント(β)」はリクエストを受け取ると、処理に必要な情報をキューへ保存する
  3. キューから処理に必要な情報を取り出して文章を生成し、DB へ保存する
  4. クライアントは DB から文章を取得して表示する

ここの 1 と 4 を主に担当していました。

オフライン日(8/4)

移動

9 日目の勤務終了後に急いで新幹線に乗り、住んでいる滋賀県から渋谷駅まで移動しました。インターン生で同じ研究室のらんちゃんと仲良く同じ新幹線を予約し、同じホテルをとりました。

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オフィス見学

朝 10 時集合だったのですが、らんちゃんと「どこか適当なカフェに入ろう」ということで探してたら 10 時開店のお店ばかりでした。ようやく入ったオフィスに近いカフェに入ると店員さんがワンオペで提供に 30 分かかり、集合 1 分前にギリギリ到着しました。

オフィスのあるセルリアンタワーは渋谷のビル群の中でも特に目立っていて、迷うことなく到着できました。

towor1

towor2

入るとペパボの看板がありました。

papabo

この後すぐオフィスツアーがありました。ペパボのいろいろな事業部のデスクや会議室、他の階にあるカフェや謎のスペース、別の建物にあるジムや社食などを見学しました。社食の場所では金曜の夜だけ無料でお酒が提供されると聞いて、目を輝かせてるインターン生もいました。

お昼

お昼は近くの中華料理屋で食べました。暑かったので冷やし中華みたいなものを食べました。これバンバンジーのようにも見えますね。

china

成果発表会

午後は 2 週間の成果を説明する、成果発表会に向けた資料作りをして、その後発表をしました。

presentation

発表では以下の内容を説明しました。

  • 自己紹介
  • インターンシップに期待していたこと
  • インターンシップでやったこと
  • インターンシップで学んだこと、成長したこと

発表資料はこのような感じでした。

slide1

slide2

インターン生のみんな発表もスライドも作りうまくて、笑いがあふれる発表会になりました!

🍕🍺

発表が終わったらピザパーティをしました!今後のキャリアの話だったり minne やペパボの他の事業の話だったり業界の話だったり、いろんなお話をさせていただきました。

また、二次会では近くの居酒屋に行きました。さらに三次会ではバーに行きました。

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幻のインターン 11 日目

後泊もさせていただいたので、少し観光してから帰りました。まずはらんちゃんと渋谷でご飯を食べ、GMO デジタル美術館に行きました。GMO デジタル美術館は 300 円くらいで入れて、バンクシーの絵を 3 枚見ることができました。しかも T シャツももらえました。

lunch

art

この T シャツは後日、セキュリティキャンプで着ていきました。

Tシャツ

その後インターン生のhideo54君と三井のショッピングパークへ行き、そこでドーナツを食べ、原宿へ行き、ハリネズミカフェでハリネズミとミーアキャットと遊んで、最後に焼き鳥を食べて帰りました。

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感想 & おわりに

非常に充実した 10 日間でした。10 日間で技術的なこと(大規模な Rails アプリケーションや GraphQL など)をたくさん学べただけでなく、ペパボのことや業界のこと、キャリアのことなどいろいろなことを知ることができました。楽しかったです、ありがとうございました!

  1. 私は今までやってきたことリストみたいな資料を事前に作っており、それをペパボでも共有しました。ES はそれに少し補足したくらいです。 

  2. 人は通らないけど声が響く場所。 

  3. 別に採用時に意識したわけではなく、たまたまだったらしい。 

  4. 珍しいパターン。