イベントレポート 勉強会

ペパボインフラ丸裸! 第1回 技術部&BPR TechMTG

イベントレポート 勉強会

こんにちは会社のGoogleアカウントに間違えてプライベートな写真を設定したtamonです。
おっちょこちょいな私が所属する技術部が開催した社内TechMTG(テックミーティング)という社内発表をレポートしていきます。

弊社特有の呼称も含まれますので、まずはご紹介から。

技術部とは?

以下の3つのチームから構成されています。

  • サービスインフラからプライベートクラウドの構築/運用を担当するインフラグループ
  • フロントエンドからサーバーサイドまで全社的に横串を通し、技術をリードする技術基盤チーム
  • 新規性のある研究開発を行いながらサービスプロダクトへ実用的な技術として展開する研究開発チーム

BPRとは?

Business Process Reengineering の頭文字を取ったものです、社内では業務プロセス革新室として認識されています。 ここでは社内業務プロセスの改善を行い、結果として労働生産性を高めることをミッションとしています。
室長の@hsbtが上記取り組みをブログに記しています。

TechMTGとは?

ペパボには色々な部署がありますが、各部署には CTL (チーフテクニカルリード) という役職があり、彼らを中心にそれぞれ所属する社員が定期的に技術ネタを発表する会を催しています。役割や背景についてはこちら

各事業部のTechMTGレポートもありますので合わせてごらんください。

なぜやるの?

同じ部署に所属していても横串を通した組織として様々なサービスに携わり活動しているため、個別に持つスキルや知見が増えてきています。それを共有し、相互に成長出来する場として位置づけています。
また、発表ドリブンで新しい事への挑戦を支援したり、自分自身のモチベーション向上などに繋がると考えています。

トーク概要

時間 発表者 タイトル
17:05 - 17:20 @buty4649 できる!Nyahネットワークトラブルシューティング
17:20 - 17:35 @jolantern Kerasでbot作った話
17:35 - 17:50 @asuforce ファイルの分散配布に挑戦した ~ tuggle 編 ~
17:55 - 18:10 @mickey19281 BIND からの卒業
18:10 - 18:25 @hfm MHAの次

では早速紹介していきましょう。

できる!Nyahネットワークトラブルシューティング

@buty4649
http://buty4649.jugem.jp
Nyah: 弊社プライベートクラウドのコードネーム

Nyah ネットワーク解説 @buty4649

OpenStackを用いたプライベートクラウドの運用にはまだまだ難題があり、ネットワーク周りのトラブルシュート事例とアーキテクチャを説明してもらいました。
以前利用していたバージョンのHavanaではL2スイッチを利用したbridge接続を利用していたため複雑な構成ではありませんでした。現在はMitakaを利用しており、Neutronを用いたDVRの運用に切り替え中です。まだまだ国内プロダクション環境での事例コンテンツが多くはないため試行錯誤した苦労や歴史を、普段OpenStackプラットフォームを利用しているエンジニアに理解してもらえたと思います。
ネットワークの基礎知識から体系立てて説明したので、普段インフラに携わらない面々にも理解がしやすかったようです。

OpenStackを利用したプロダクション環境にご興味のある方は こちらをご検討してみて下さい。

Kerasでbot作った話

@jolanternは情報システムグループ所属で社内PCのセキュリティや業務サーバーの管理などもしています。最近では資産台帳のWebアプリケーションを内製する一面も。

BPRからの刺客 @joelantern

彼には機械学習について話してもらいました。
高専5年間で数学は赤点だった俺でもできる機械学習!キャッチーですね!
機械学習には興味があるけれど、専門的だし何から手をつけて良いか分からないといったところから話を始めることで聴衆をグイグイ引き込んでいきます。 彼が常駐するSlackチャンネルには社内手続きや業務PCの困り毎に関する問い合わせがガンガン流れてきます。ここに目をつける事で今まで割かれていた人的コストを技術で解決!
課題解決のための目的を見失わず、TensorflowからKerasを選択するまでの思考プロセスは技術を扱う我々に本質を思い出させてくれる発表となりました。

また、BPRが率先して新しい取り組みにチャレンジし、文字通り業務プロセスの改善が垣間見えた一コマとなりました。

ファイルの分散配布に挑戦した ~ tuggle 編 ~

@asuforce
http://asuforce.hatenablog.com/
今年1月に minne 担当に配属されたばかりの新卒2年目で勢いある若者

rookie-engineer @asuforce

彼が担当しているminneでは一日に複数回deployする事もあるため さが求められます。
ペパボは をエンジニアのテーマの一つとしていますので なデプロイ環境への取り組みを発表しました。
前回KAYACさんと合同開催した勉強会から@fujiwaraさんの新しいプロダクトが生まれ、さらにそれを利用しフィードバックを生むという良い循環ができたように感じます。是非またご一緒しましょう。チラッ

配属されて4ヶ月で課題抽出と解決へ向けた検証と考察は頼りになるエンジニアの片鱗を覗かせており、ルーキーからの突き上げに刺激をもらったのではないでしょうか。

※1 資料中の 浸透 とはWeb, Apiサーバーがtarballを取得して展開されることを指しています
※2 s3-proxyとはS3サービスとプライベートクラウドのサーバーとでtarballをproxyしているサーバーです

BIND からの卒業

@mickey19281
http://happysiro.hatenablog.com
主にECサービスを担当しており、昨年にはAOS(AlwaysOnSSL)を実装した中堅エンジニア

BINDからの卒業 @mickey19281

権威 DNS サーバーを複数台運用する際に、可用性を担保するための実装として、ゾーン転送という機能があります。
ゾーン転送はDNSプロトコルを用いた一般的な手法ですが、secondaryサーバーはゾーン転送を受け取る前にゾーン情報を設定しておく必要があります。
新たなゾーンを管理するタイミングで secondary サーバーにもゾーン情報を作成すればよいのですが、secondary サーバーのミドルウェアの種類を変更したり複数の種類で運用したい場合には、その都度、新たなミドルウェアの独自のゾーン情報の 設定方法をプログラムする必要があるため、メンテナンスコストが大きくなってしまいます。
そこで今回は PowerDNS の独自の機能で、secondary 側のゾーン情報を自動作成する supermaster という機能に目をつけたようです。
現時点では全てをまかなうことが難しいためPowerDNS に魂を売ることになるようですが、引き続きミドルウェアに依存しないアーキテクチャを考案していくようです。
今後の動向にご注目ください。

MHAの次

@hfm
http://blog.hifumi.info
名古屋Ruby会議などでも積極的なアウトプットと自社プロダクトへのコミット盛んな#wakateinfra

mysqlfailover demo @hfm

ホスTechMTGで @takumakume発表した資料 へのアンサーです。
社内で知見が循環して様々なエンジニアへ環流する事例としてもすばらしい。

既に導入しているMHAの次を見据えて問題提起。
MHAの話が中心かと思いきや弊社が選択しているディストリビューションにも言及し、本記事をご覧のインフラをご担当している皆さんにも参考になる資料となるかもしれません。 デモ中の表情はとても楽しそうです、発表の段階になるとコケるデモ・・・ すぐにリカバリし、無事にMasterのfailover成功しました:)
デモ用のサンプルコードこちら

まとめ

今回は他部署のエンジニアやマネージャーを含め、33名が集まり盛況となりました。
インフラグループは組織を横断した活動をする事で事業のスピードを上げ、事業部ロックインにならないようなインフラを提供できる事を指針として活動しています。
このような発表の場に様々な人が集まるということは、上述した横断的な活動内容に興味と期待を寄せられている証左となったのではないでしょうか。 社内広報活動に留まらないよう、OSSを利用する一員として積極的なアウトプットやコミュニティへの還元をしていきたいと気を引き締めるのでした。

最後に、昨年好評を博した ペパボテックカンファレンス ですが今年も開催できるように鋭意計画中ですので、楽しみにお待ち頂ければと思います。

おまけ

冒頭、間違って設定した写真がこちら

before:
serious-face

after:
drunk-face


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